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【街に馴染むあの頃の定番スニーカー】ストリートシーンの定番・ヴァンズ『エラ』

2022.04.15

例えば、1990年代ごろの、その昔。僕たち私たちを魅了してやまなかった、あのブランドのあのモデルのスニーカー。カッコよくって光輝いていて、手に入れるために必死に頑張ったっけ。

……と、エモな思い出が蘇ってくる世代も、当時はまだ幼かった若者世代も。

あの頃のスニーカーには、どこか特別な意味がある。だから今もなお愛され、リバイバルするのだろう。

本特集では、そんなスニーカーを愛用している、“kicksラバー”にインタビュー。愛してやまない“あのモデル”について、たっぷりと話を聞きました。

あの頃の定番スニーカー・ヴァンズ『エラ』の魅力

今回話を聞いたのは、『ヴァンズ(VANS)エラ<ERA>を愛用している@on__deeさん。

――購入した理由やキッカケは?

初めて履いたエラは、もう思い出せないくらい、いつの間にか履いてました。それくらい定番で身近なスニーカーでした。特別意識して履くようになったキッカケは、ストリートブランドのルックでスケーターの人たちが履いてるのを見たこと。あとアメリカの映画で、スーツにエラを合わせてるのがとてもカッコよく感じたことです。

【街に馴染むあの頃の定番スニーカー】ストリートシーンの定番・ヴァンズ『エラ』

――お気に入りのポイントは?

1番は、簡素な作りでおさまりがよいデザインです。スーツやジャケットを着たスタイリングをカジュアルに外すときには、まず最初にエラを合わせてみます。シンプルだから外し過ぎずに、カジュアルダウンさせられる。他のスニーカーでは、なかなかこうはならないと思ってます。

【街に馴染むあの頃の定番スニーカー】ストリートシーンの定番・ヴァンズ『エラ』

――履く際のコーディネートやスタイリングでこだわっていることは?

パンツの丈と汚れ具合です。ジャケットとかキレイめなスタイリングのときはパンツの丈がエラに被らず少し靴下が見えるくらいにして、ライトなボリュームのERAとバランスを取るようにしています。

【街に馴染むあの頃の定番スニーカー】ストリートシーンの定番・ヴァンズ『エラ』
【街に馴染むあの頃の定番スニーカー】ストリートシーンの定番・ヴァンズ『エラ』

ストリートに寄せたスタイリングやグランジなムードの強いスタイリングのときは、2足持ってるエラのうち履き潰したほうを使って、雰囲気を合わせるようにしています。

【街に馴染むあの頃の定番スニーカー】ストリートシーンの定番・ヴァンズ『エラ』
【街に馴染むあの頃の定番スニーカー】ストリートシーンの定番・ヴァンズ『エラ』

――kicksラバーになったキッカケは?

学生の頃にサッカーをしていたことが、靴が好きになるきっかけだったと思います。当時からサッカーシューズのデザインが好きだったし、その延長でスニーカーのデザインにはとても興味を惹かれます。

――あなたにとってスニーカーとは?

私にとっては絵とか音楽とか、アート作品に近いものだと思います。ファッションアイテムではあるんですけど、どうやって使おうとか使う上での機能性などに関係なく、パッと見て「格好いい」とか「なんか面白い」と、純粋に見て楽しめるものです。

【街に馴染むあの頃の定番スニーカー】ストリートシーンの定番・ヴァンズ『エラ』

――90年代のファッションやスニーカーへの思いを教えてください

携帯電話やインターネットが普及してきた当時。未来やハイテクへの期待が、スニーカーのデザインにも表れていたのかなと思います。当時登場した「ハイテクスニーカー」と呼ばれるモデルは、それまでのスニーカーと全然デザインが違っていたり、2022年の今から見ても、やり過ぎと感じるくらいのものもあったり。世の中がどんどん変化していた当時は、個人的にすごく好きな時代です。そしてこれからは、どんな新しいスニーカーが生まれるのかも、とても楽しみです。

あの頃の定番スニーカー・ヴァンズ『エラ』とは

1966年に誕生した『オーセンティック』をベースに、プロスケーターのトニー・アルバとステイシー・ペラルタのアドバイスを反映。1976年にリリースされました。オーセンティックと比較すると、履き口に足を保護するためのパッドが加えられボリューミーに。グリップ力とボード感覚で、今もなおスケーターたちに愛され続けています。さまざまな素材が展開され、コレクションするkicksラバーも多くいます。

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