【街に馴染む90年代スニーカー】鮮烈なインパクト・リーボック『ポンプフューリー』
1990年代の、その昔。僕たち私たちを魅了してやまなかった、あのブランドのあのモデルのスニーカー。カッコよくって光輝いていて、手に入れるために必死に頑張ったっけ。
……と、エモな思い出が蘇ってくる世代も、リアルな90年代当時はまだ幼かった若者世代も。
90年代のスニーカーには、どこか特別な意味がある。だから今もなお愛され、リバイバルするのだろう。
本特集では、そんな90年代のスニーカーを愛用している、“kicksラバー”にインタビュー。愛してやまないあのモデルについて、たっぷりと話を聞きました。
90年代スニーカー・リーボック『ポンプフューリー』の魅力
今回話を聞いたのは、『リーボック(Reebok)』ポンプフューリー<PUMP FURY>を愛用している@hashidaianさん。
――購入した理由やキッカケは?
2年前にフリマサイトで購入。95年当時のオリジナルということでしたが、2,000円とリーズナブルな価格で、当時が懐かしくて。 私はスニーカーを個人的にリペアしており、現行のソールを旧品に貼り付けて復活させるソールスワップをやっています。 リペアを始めたばかりの1作目か2作目くらいのスニーカーがこれです。
――お気に入りのポイントは?
斬新なカラーリング。そして、その当時、色は違いますが初めて買ったハイテクスニーカーもポンプフューリーでした。
――履く際のコーディネートやスタイリングでこだわっていることは?
僕は基本的にその日に履くスニーカーを決めてから、スタイリングを決めるスニーカー中心のコーディネートになることが多いです。 このスニーカーは派手なので、パンツはシンプルに。そして、トップスで同系色を入れるようにしています。
――スニーカーにまつわる思い出深いエピソードは?
実は3年前に欲しいスニーカーが無くて、もうスニーカーを買うのをやめようとしていました。最後に今まで履いてみたかった、『ジョーダンブランド(JORDAN BRAND)』エアジョーダン6カーマイン<AIR JORDAN 6 Carmine>を買って満足したのですが、ふとネットで昔のスニーカーのアッパーに現行のスニーカーのソールを貼り付けて復活させるソールスワップを知り、そこからまたスニーカーにハマってしまいました(笑)。今では、加水分解したスニーカーも含めると150足にもなってしまいましたが、スニーカーを通じてインスタでたくさんのフォロワーさんや仲の良い友人ができました。
――90年代のファッションやスニーカーへの思いを教えてください
10代でスニーカーブームがあり、20台半ばから10年間スポーツ用品を販売していて……と、昔からスニーカーに囲まれて生活している気がします。
――あなたにとってスニーカーとは?
ありきたりですが……スニーカーは、人生。これから歳をとっても、ハイテクスニーカーを履き続けると思います。 2歳の息子が大きくなったら、スニーカーをシェアできたらいいなと思っています。
90年代スニーカー・リーボック『ポンプフューリー』とは
かつてリーボックに存在した精鋭揃いのスペシャルチームRAC(リーボック アドバンスド コンセプツ)によって、この世に存在するどのシューズにも似ていないデザインを生み出すために極めて野心的なコンセプトを掲げ、1994年に発売。リーボックの最もアイコニックともいえるモデルです。空気を注入してフィット感を調整する『ザ ポンプ テクノロジー』は、90年代に一世を風靡。1994年にファーストカラーとして誕生した赤と黄色のコントラスト、シトロン<CITRON>は、鮮烈な印象を当時の人々に与えました。