【街に馴染むあの頃の定番スニーカー】くびれたソールがスタイリッシュ・ニューバランス『327』
例えば、1990年代ごろの、その昔。僕たち私たちを魅了してやまなかった、あのブランドのあのモデルのスニーカー。カッコよくって光輝いていて、手に入れるために必死に頑張ったっけ。
……と、エモな思い出が蘇ってくる世代も、当時はまだ幼かった若者世代も。
あの頃のスニーカーには、どこか特別な意味がある。だから今もなお愛され、リバイバルするのだろう。
本特集では、そんなスニーカーを愛用している、“kicksラバー”にインタビュー。愛してやまない“あのモデル”について、たっぷりと話を聞きました。
あの頃の定番スニーカー・ニューバランス『327』の魅力
今回話を聞いたのは、『ニューバランス(NEW BALANCE)』327を愛用している@kurikonoguchiさん。
――購入した理由やキッカケは?
父親がたまたま、ニューバランスの店舗にディスプレイされていた、赤色の327を気に入ったのがきっかけです。それを一緒に買いに行ったとき、私の分も、とブラックの327をお揃いで買ってくれました。
――お気に入りのポイントは?
個性的なデザインで存在感のあるシューズですが、ソールの形がくびれていることでスタイリッシュに見えてどんなスタイリングにも合わせやすいところがお気に入りです。
――履く際のコーディネートやスタイリングでこだわっていることは?
基本的に何合わせても可愛いのですが……。私は足が25.5cmと少し大きくシューズもボリューム感があるので、タイトなパンツより、ストレートやフレアの形のパンツと合わせてバランスを取ることが多いです。ファッションテイストを問わずに履けるので、登場回数が多めです。
――kicksラバーになったキッカケは?
もともとは靴に全く興味がなく、1年くらいで履き潰して買い換えるタイプでした。スニーカーにこだわるようになったのは、ニューバランスのM1700を可愛い!と思って買ったのがきっかけです。少し値段が張ったので、キレイに履こうとケアや保管の方法など調べていくうちに、いつのまにかおうちがスニーカーでいっぱいになっていました(笑)
――あなたにとってスニーカーとは?
「主役」です。
スタイリングを組むときは、ほとんどスニーカーから決めます。その日の気分とか、行動スケジュールを考えてシューズを選びます。派手なスニーカーじゃなくても、私にとっては足元が主役です。特にニューバランスが好きなので、街中で歩いてる人の足元を観察してNBを見つけて1人でおっ!となっていることも(笑)
――90年代のファッションやスニーカーへの思いを教えてください
今ではネットですぐに情報が拡散され見ることができる時代ですが、当時は欲しいものがいつどこで手に入るのか分からないということが、あの熱狂を生んでいたのじゃないかなと思います。今でも欲しいシューズを古着屋さんに探しに行ったりと、当時のワクワク感に近いものを求めてしまう自分がいます。
あの頃の定番スニーカー・ニューバランス『327』とは
1970年代のニューバランスを代表するランニングシューズ『320』『355』『Super Comp』3つのモデルからインスパイアされ、2020年に誕生したニューモデル。それぞれのモデルの象徴的なデザインやディテールを取り入れてレトロな雰囲気は残しつつも、今ままでになかった現代的でフレッシュなデザインに。とくに目を引くのは、爪先やかかと部分の巻き上がったソールとオーバーサイズのNロゴの存在感。新しいニューバランスの魅力を気付かせてくれる一足となっています。