コンバース『ウエポン(WEAPON)』の物語【コンバース担当者がスニーカーを語る】
スニーカーの数だけ物語がある。また、そのスニーカーを履く人のこだわりが加わると、さらに物語は奥行きあるものになります。
普段から多くのスニーカーに触れている各メーカーの担当者に、お気に入りのスニーカーを聞くと、思いがけないエピソードがこぼれてきました。珠玉のスニーカー、今回は『コンバース(CONVERSE)』のウエポン<WEAPON>です。
コンバースジャパン株式会社、PRの山口諒さんが、現代風にブラッシュアップされたバスケットボールシューズの名作・ウエポン(WEAPON)について語ってくれました。
コンバースジャパン PR
山口 諒(やまぐち りょう)さん
バスケットボールシューズの名作がカムバック
――『ウエポン(WEAPON)』はどんなスニーカーですか?
バスケットボールシューズの名作といわれるウエポン(WEAPON)が再び登場します。
80年代はバスケットボールシューズのハイテク化が加速した時代でした。同モデルは1986年当時の最新機能である、くるぶしをホールドするY字型をしたアッパーのサポートカッティングシステム(通称 Y-BAR)を搭載した競技用のバスケットボールシューズとして発売され、機能性に加え、13色もの豊富なカラーバリエーションを揃えたことで当時話題となりました。
“COME BACK WEAPON”をキーワードに、レトロでスポーティーなルックスのウエポンを今シーズン「WEAPON VTG HI」「WEAPON OX」「WEAPON CC OX」3型を展開いたします。
クラシックな雰囲気を現代風にブラッシュアップ
――譲れないお気に入りのポイント、オススメしたいところを教えてください。
【HIカットモデル】
「WEAPON VTG HI」はコンバースの豊富なアーカイブを現代に再現し展開する限定ライン〈TimeLine〉から発売する1986年誕生当時のアーカイブを再現したモデルです。
ノッチ付きのアッパーのパターン、ツイル素材のライニング、ロゴの無いパイル素材のインソール、そしてアウトソール側面の色付きCONVERSEロゴなど細かなディテールを忠実に再現した、こだわりの詰まった1足になっています。
ヒビ割れたデザインが特徴的なクラッキングレザーをアッパーサイドのCHEVRON&STARマークや履き口に使用しました。またシューレース、ステッチやアウトソールはあえて日に焼けたようなカラーリングを採用することで、まるでデッドストックの様なヴィンテージ感を演出しています。
アーカイブからインスピレーションを受けたオフホワイトとビンテージネイビーの色使いはコーディネートにも合わせやすく、しっかりと足元の存在感を主張できます。また、インソールにはオーソライトを採用しているので、快適な履き心地を実現しています。
【OXカットモデル】
アーカイブの雰囲気を踏襲しつつ、クラシックなコートスタイルを現代風にブラッシュアップされたモデルとなっています。
アッパーにはハリのあるレザーを採用することで、耐久性と高級感を兼ね備えました。
「WEAPON OX」はシンプルながらも存在感のあるブラックとホワイトの2カラーを展開いたします。
あえてソールのカラーリングは生成りをなるべく抑えることで、ストリートはもちろん、カジュアルなコーディネートからキレイ目なコーディネートまで多彩なファッションに合わせられる万能さが魅力の1足です。
「WEAPON CC OX」はホワイトをベースにカレッジカラーであるホワイト/サックス、ホワイト/ダークレッド、ホワイト/グリーンの3カラーで展開しています。
クラシックな雰囲気を更に際立たせる生成りのアウトソールもポイントです。ベ-スカラーがホワイトになるのでコーディネートの差し色としても取り入れやすく、どんなスタイルにも自然に溶け込む1足に仕上がりました。