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サッカニー『グリッド ウェブ』の物語【サッカニー担当者がスニーカーを語る】

2020.05.01

シューズの数だけ物語がある。また、そのシューズを履く人のこだわりが加わると、さらに物語は奥行きあるものになります。

普段から多くのシューズに触れているABCマートの担当者に、お気に入りのシューズについて聞くと、思いがけないエピソードがこぼれてきました。珠玉のシューズ、今回は『サッカニー(SAUCONY)』のグリッド ウェブ<GRID WEB>です。

今回は、株式会社エービーシー・マートの三重野雄介さんが、100年以上続くアメリカ最古のアスレチックブランドであるサッカニーの、ワイルドなルックスが斬新的な一足について語ってくれました。

サッカニー『グリッド ウェブ』の物語【サッカニー担当者がスニーカーを語る】

株式会社エービーシー・マート
三重野雄介さん

サッカニーの2000年代を代表するスニーカー『グリッド ウェブ』

――『グリッド ウェブ』は、どんなスニーカーですか?

サッカニー『グリッド ウェブ』の物語【サッカニー担当者がスニーカーを語る】

まず、サッカニーについて解説しますと、世界最古のアスレチックブランドとして、アメリカ・ペンシルベニア州で誕生して以来、数々の名作を生み続けてきました。そんな歴史あるサッカニーでは、昨年より『‘DECADES(デケーズ)’ プログラム』をスタート。これは、特に全盛期となる80年代、90年代、そして2000年代それぞれの10年史を振り返り、当時のヘリテージ(遺産)を現代に再び呼び起こす取り組みです。

そこで、2020SSシーズンの推しアイテムとしてご紹介したいのが、このプログラムにおける2000年代の代表作、フィーチャーアイコンであるグリッド ウェブの待望の新色です。

サッカニー『グリッド ウェブ』の物語【サッカニー担当者がスニーカーを語る】

グリッド ウェブが発売されたのは、当時の西暦2000年という大きな転換期。ランニングシューズなどのアスレチックアイテム業界の激震的変化を象徴するものでした。それまでのコンサバでミニマリズムなシューズは突然といえるほど衰退し、分厚いクッションとミッドソール、そしてド派手なアッパーデザインが主流となっていきました。その転換期の代表作とも言えるのがグリッド ウェブ。ミニマリズムの有名なワンフレーズである“LESS IS MORE”(少ないほど豊か)という概念を完全に覆すデザイン設計となっています。

疾走感を演出したグラフィックデザイン

――特徴的なポイントはありますか?

サッカニー『グリッド ウェブ』の物語【サッカニー担当者がスニーカーを語る】

特長として挙げたいのが、ボリューミーなアッパーに名前の由来ともなっているクモの巣状(WEB)のデザインパターンを覆ったワイルドなルックスですね。踵とつま先部分には疾走感を演出したグラフィックデザインをあしらい、サッカニーが持つアスレチックブランドとしてのアイデンティティをしっかりと表現しています。ロゴとWEBのフェードのさりげないアクセントも十分な存在感を示していると思います。

サッカニー『グリッド ウェブ』の物語【サッカニー担当者がスニーカーを語る】

デザインと機能の両立こそがサッカニーのお家芸

――『グリッド ウェブ』のオススメコメントをお願いします!

サッカニー『グリッド ウェブ』の物語【サッカニー担当者がスニーカーを語る】

グリッド ウェブについてご紹介したいのは、もちろん特徴的なデザインだけではありません。サッカニーがテニスのラケットからヒントを得て開発した独自のクッショニングシステムGRID(グリッド)が搭載されており、衝撃吸収性と反発性に優れているシューズです。このデザインと機能の両立こそがサッカニーのお家芸と言えます。

サッカニーのこれまでの定番として認知されてきた人気モデルであるジャズ<JAZZ>や、シャドウ<SHAODW>にとって代わる新定番の役割を担うべく、グリッド ウェブの快進撃はとまらないでしょう。

SAUCONY

サッカニー GRID WEB グリッド ウェブ S70466-3 WHT/BLK/YEL

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