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メジャーマラソン大会別・ランナー着用シューズランキング！ ランニング業界でシェアを広げるサッカニーって？
世界で最も有名かつ大規模な６つのマラソン大会、通称“ワールドマラソンメジャーズ”に名を連ねている【ロンドンマラソン2021】【シカゴマラソン2021】【ボストンマラソン2021】に関して、ランニング業界でシェアを広げる『サッカニー（Saucony）』が、参加者のシューズに関してリサーチしたレポート（※）が本国・アメリカから到着！ そこで今回は、世界の主要マラソンにおけるシューズの傾向を紹介しつつ、さらにABC-MARTで豊富にラインナップしているサッカニーの魅力にフィーチャーします。
※レポート出典：『Running Shoe Analysis Dave Jewell氏／Running Shoe Insight社』
※本記事における“TRAINING SHOES”とは普段の練習やトレーニングで主に使用しているシューズ群、“SUPER SHOES”とはプレート入り厚底シューズ群を指します。
〈ロンドンマラソン2021〉
ナイキ、ホカ、ニューバランス、サッカニーがシェア率UP！
1981年の初開催から毎年4月に開催されるロンドンマラソンは、ワールドアスレティクス（世界陸連）が設定した最高位である“プラチナ”ラベルのレースです。総完走者数は100万人以上で、2021年はリアル大会で3万5838人、バーチャル大会で2万2193人が参加し、同年に開催されたワールドマラソンメジャーズの中で最大規模。チャリティイベントとしても世界最大で、参加者の寄付金はトータルで10億ポンドを超えます。
【ロンドンマラソン2021】におけるシューズの傾向は、2019年以降にシェアを伸ばしている『ナイキ（NIKE）』が、ランナーたちに引き続き支持されてシェア率は30％オーバー。その影響を他のブランドが受ける中、『ホカ（HOKA）』『ニューバランス（NEW BALANCE）』『サッカニー（SAUCONY）』などはシェア率をアップしています。
男女別に見るシューズタイプの傾向では、男性は35.5％がSUPER SHOESを選び、その50％近くがナイキの〈ヴェイパーフライ ネクスト％（VAPORFLY NEXT%）〉を着用。一方で女性は、TRAINING SHOESの着用率は45.7％と高いですが、SUPER SHOESの割合もこれまでの10％程度から28.2％へとアップしました。
サッカニーに関しては、男性の全体ランキングで〈エンドルフィンプロ（ENDORPHIN PRO）〉が10位を獲得し、女性のSUPER SHOES内においても1＆2位のナイキのシューズに続いて3位にエンドルフィンプロがランクイン。同大会において男女ともにサッカニーのシェアが高まっており、今後のさらなる成長が予想されます。
〈シカゴマラソン2021〉
男性＆SUB3-4グループにおいてナイキとサッカニーが2強
ワールドアスレティクスで“ゴールド”ラベルのシカゴマラソンは、毎年10月の第2日曜日に開催され、6時間でシカゴ市内の29地区＆平坦な高速コースを走ります。例年は世界中のトップランナー＆市⺠ランナーが約4万人以上も参加していますが、2021年はコロナ禍による人数制限で完走者数は約2万5000人。39歳以下のグループにおいては、男性ランナーの77%がSUB5、女性ランナーの80%が4時間以降で完走しました。
【シカゴマラソン2021】のシューズの傾向は、ナイキ、ブルックス、ホカ、サッカニーが上位4ブランド。内訳でナイキは男性シェアが高く、ブルックスは女性シェアが高い傾向にあり、ホカとサッカニーはトータルでシェア率を着実に伸ばしています。
男性のデータを見るとナイキの人気が顕著で、とりわけSUB3グループでの着用率は72%と圧倒的です。続いて支持されているのがサッカニーで、中でもSUB3-4グループで比較するとナイキとの2強の地位まで成長。女性のSUPERSHOESの場合、こちらもナイキの着用率は圧倒的ですが、トータルではブルックスが高い人気を獲得しています。
サッカニーは男女ともに全体でプロ、SUPERSHOESでスピードがランクインするなど、今後もアメリカでSUPERSHOESブランドとしての飛躍が期待されます。
〈ボストンマラソン2021〉
SUPER SHOESのシェアが高い中でサッカニーが地位を獲得
1897年に第1回が開催されたボストンマラソンは、近代オリンピックに次いで歴史の古いスポーツ大会のひとつです。毎年4月の第3月曜日（愛国者の日）にアメリカ合衆国・マサチューセッツ州のボストンで開催され、ワールドアスレティックスでは“プラチナ”ラベルのマラソン大会。資格タイムを満たす“選ばれし者のマラソン”であり、世界規模のマラソン大会で初めて女子ランナーや車いすでの参加を認めたことでも知られています。
【ボストンマラソン2021】に参加したランナー全体におけるシューズブランドのシェアを見ると、ナイキ・サッカニー・ホカなどが順調にシェアを伸ばしている中で、とりわけサッカニーの伸び率が急上昇。大会以外でも、セントラルパークやコーストハイウェイなどのスポットでサッカニーを着用したランナーが増えていることからも、ナイキに次ぐSUPER SHOESブランドとしての地位を確立していることが伺えます。
SUPER SHOESという観点で男性のデータを見ると、53%というシェア率は【ロンドンマラソン2021】の35.5％、【シカゴマラソン2021】の35.6%と比べても驚異的な数字で、TRAINING SHOESを含めると75％のシェア。そして各ジャンル併せてランキングに挙げられた20足は、現在のメジャーなランニングシューズと言えるでしょう。
女性に関しても、一般的にはTRAINING SHOESがランナー全体の45%以上を占めることが多い中、SUPER SHOES が他の大会と比べても圧倒的に高い40%を獲得しました。それは女性ランナーの参加者が多く、2021年も全体の完走者の中で48.4%・7441人（過去最高）を占めたボストンマラソンらしい傾向と言えるでしょう。
軽量性・クッション性・安定感の三拍子がそろった
サッカニーの新作＆新色モデルが2月リリース！
DOOR by ABC-MARTでは、“デュアルキャリア”でランナーを育成する大阪芸術大学女子駅伝部の記事を1月に公開！ 記事内では女子駅伝部のランナーの皆さんに、サッカニーのエンドルフィン スピード 2＜ENDORPHIN SPEED 2＞の新色と、新作・ガイド 15＜GUIDE 15＞のそれぞれウィメンズモデルを着用してもらい、実際に走った感想やサッカニーというブランドへのイメージなどをインタビューしました。
2021年6月に国内でリリースされた“エンドルフィンコレクション 2”は、カーボンプレートが生む驚異的な推進力がレース向きのエンドルフィン プロ 2＜ENDORPHIN PRO 2＞や、柔らかなナイロンプレートで長く走行できる汎用性の高いエンドルフィン スピード 2＜ENDORPHIN SPEED 2＞などが、瞬く間にランターたちの注目を集めました。そしてそれらの人気モデルが春にふさわしい新色で2022年2月に発売予定です。
同じく2022年2月に発売を予定しているガイド15＜GUIDE 15＞は、ミッドソールの内側に足のねじれを防ぐ“シャンク”と呼ばれる硬めの素材を搭載し、安定感に優れたスタビリティモデルシリーズの新作です。従来のモデルよりもさらに機能性がアップし、軽量性・クッション性・安定感の三拍子がそろった万能シューズに進化。エンドルフィンプロやスピードとは異なる魅力を持ったトレーニングシューズに仕上がっています。
近年シェアが急上昇中のサッカニーからリリースされる、TRAINING SHOES＆SUPER SHOESの新作は要チェック！ 世界的なマラソン大会におけるシューズの傾向を踏まえ、あなたのランニングライフを快適かつ楽しくしてくれる一足を探してみてください。
interview＆text by ラスカル
