【街に馴染むあの頃の定番スニーカー】ボリュームが懐かしい・アディダス『ファルコン』
例えば、1990年代ごろの、その昔。僕たち私たちを魅了してやまなかった、あのブランドのあのモデルのスニーカー。カッコよくって光輝いていて、手に入れるために必死に頑張ったっけ。
……と、エモな思い出が蘇ってくる世代も、当時はまだ幼かった若者世代も。
あの頃のスニーカーには、どこか特別な意味がある。だから今もなお愛され、リバイバルするのだろう。
本特集では、そんなスニーカーを愛用している、“kicksラバー”にインタビュー。愛してやまない“あのモデル”について、たっぷりと話を聞きました。
あの頃の定番スニーカー・アディダス『ファルコン』の魅力
今回話を聞いたのは、『アディダス(adidas)』ファルコン<FALCON>を愛用している@aki_azu94さん。
――購入した理由やキッカケは?
2年前に犬を飼い始めたんですが、快適に散歩をしたくてクッション性のあるスニーカーを探していて。たどり着いたのが、アディダスのファルコンでした。
――お気に入りのポイントは?
ゴツい見た目に反してとても軽く、メッシュとスエード、レザーが組み合わさっているので足元が重くのっぺりと見えないところがすごく気に入っています。
――履く際のコーディネートやスタイリングでこだわっていることは?
こだわりとまではいきませんが、ロングスカートやワンピースに合わせて甘さをおさえるスタイルはよくします。
また、スキニーパンツなどタイトなボトムスのときは、足元にほどよくボリュームがあったほうが足を細く長く見せてくれます。
スラックスのようなカッチリした服にも、意外と外しアイテムとして活躍してくれています。
――kicksラバーになったキッカケは?
20年ほど前に、妹とお台場で初めてナイキのエアリフトを買いました。エアリフトを見たときの衝撃は今でも覚えています。今でこそ足袋シューズはファッションアイコンになっていますが、当時は斬新で本当にびっくりしましたね。ですが、何よりも感動したのは、履き心地のよさ。自分の足にフィットしているのに窮屈さを全く感じさせない快適さ。それまではヒールのある靴を好んで履いていましたが、これをきっかけにスニーカーが大好きになりました。
――あなたにとってスニーカーとは?
もう生活必需品のひとつです。あとは、冒険アイテムです。服装はほぼモノトーンですが、スニーカーの色を明るくするだけで新鮮でワクワクします。
――90年代のファッションやスニーカーへの思いを教えてください
80年代、90年代ファッションはエアジョーダンやハイテクスニーカー、裏原宿系など懐かしいファッションがたくさん。ストリート系からたくさんのファッションスタイルが登場した時代でもあったと思います。流行は繰り返すというけれど、リバイバルしたトレンドアイテムをその当時のまま真似するのではなく、ワンポイント入れてコーディネートしたり、今っぽさを取り入れながらいくつになってもオシャレを楽しみたいです!
あの頃の定番スニーカー・アディダス『ファルコン』とは
90年代に発売したアディダス ファルコン ドルフ<FALCON Dorf>に現代のトレンドをミックスさせてアレンジした、丸みのあるダッドスニーカ風のデザインが特徴。ぽってりとしたつま先は、どこか懐かしくもありつつ今っぽさ満点。ボリューミな見た目ながらも、最新のEVAミッドソールを搭載しているため軽々な履き心地。メッシュライニングを採用しているため通気性も抜群です。