【街に馴染むあの頃の定番スニーカー】日本人の足に見事にフィット・アシックス『ゲル ライト 3』
例えば、1990年代ごろの、その昔。僕たち私たちを魅了してやまなかった、あのブランドのあのモデルのスニーカー。カッコよくって光輝いていて、手に入れるために必死に頑張ったっけ。
……と、エモな思い出が蘇ってくる世代も、当時はまだ幼かった若者世代も。
あの頃のスニーカーには、どこか特別な意味がある。だから今もなお愛され、リバイバルするのだろう。
本特集では、そんなスニーカーを愛用している、“kicksラバー”にインタビュー。愛してやまない“あのモデル”について、たっぷりと話を聞きました。
あの頃の定番スニーカー・アシックス『ゲル ライト 3』の魅力
今回話を聞いたのは、『アシックス(ASICS)』ゲルライト 3<GEL-LYTE Ⅲ>を愛用している@suzussy7さん。
――購入した理由やキッカケは?
もともとゲルライト 3は好きなスニーカーのひとつ。デザインや履き心地も気に入っていて今までも買っていました。何足あるのかは怖いので数えてません(笑)。基本的なデザインは変わっていないので、カラーで気に入ったものを買っているのですが、今回のモデルはリーク情報を見たときから気になっていました。ただ、Webで見るのと実物では色味が違うこともあって、今回は店舗で見てから決めたいと思っていました。幸いにも店舗で実物を見ることができ、試着した瞬間に買いでした!
――お気に入りのポイントは?
前述のとおり、履き心地は間違いない一足です。長く履いても足が痛くなることは個人的にはありませんし。やはり国内メーカーの強みなのか日本人の足型に合った靴を作っているのを感じます。カラーはピンクが入っていることで敬遠される方も多い印象ですが、思っているほど派手な色味ではないため、男性でも履きやすいと思います。実はピンク好きなんで、このカラーは結構ドンズバで気に入ってます。
――履く際のコーディネートやスタイリングでこだわっていることは?
実際はそれほど派手なカラーではないため、実はどんなスタイリングにも合わせやすいんです。モノトーンの服装でも挿し色として使えますし、デニムにTシャツと言ったシンプルな服装でもいいと思います。シンプルな服装であればスニーカーが目立っていいと思いますよ。これから寒くなってくると、どうしても服装の色は重い印象になりがちですが、そんなときでも外し的に使えると思ってます。
――kicksラバーになったキッカケは?
うーん……なんでしょうね。気づいたら……って感じです。これがキッカケです的なものは分からないのですが、新しいモデルが出ると履いてみたくなるんですよね。特に今まで無かった技術が搭載されたりすると、「いったいどんな履き心地なんだろう?」って思って気になってしまいます。それがメーカー問わず、気になったものを買っていくようになったキッカケですかね。今では若干病的だとは自分でも思いますけど(笑)
――あなたにとってスニーカーとは?
一言でいえば、生活の充実に欠かせないモノです。もともとは実用品でした。スニーカーに興味がない人と同じように一足買って履きつぶしたら新しいものを買う、みたいに。普通の人から見ればスニーカーなんて一足あれば十分なんですよ。それが趣味となって、コレクションするようになって……。今では生活の一部どころか八部ぐらいを占めるようになってしまいました! 履くたびにメンテナンスするなんて、普通の人から見たら絶対理解できないですよね。でもいいんです。自分が幸せならば。私にとってスニーカーとは?と聞かれれば、持っているとハッピーになる魔法のグッズ。です!
――90年代のファッションやスニーカーへの思いを教えてください
今はデジタル的に感じる所がありますけれど、当時のブームはアナログ的な感じ。どちらが良い悪いと言った話ではなく、それぞれの時代ごとに良さはあるはずですから。ただ、80~90年代の方が熱かった印象はあります。今と違って、情報ひとつ手に入れるのも大変だった時代だと思います。それだけに欲しい一足を手に入れたときの嬉しさは格別でした。今はまた当時のスニーカーが復刻したりして、新しい素材なんかを取り入れて出てくれるのは嬉しい限りです。それぞれの時代に良さは必ずあるわけで、うまくミックスして楽しめたらいいと思います!
あの頃の定番スニーカー・アシックス『ゲル ライト 3』とは
初代ゲルライト<GEL-LYTE>は、海外向けに企画された軽量のランニングシューズとして1987年にデビュー。ゲルとは、シリコーン製緩衝材である「αGEL(アルファゲル)」を搭載したアシックスを代表するテクノロジーです。その3年後に登場したゲルライト 3は、長距離ランナーが走行中にシュータンがずれるのを解消するための独自設計“スプリットタン”が施されています。