ニューバランス『574+』の物語【ニューバランス担当者がスニーカーを語る】
スニーカーの数だけ物語がある。また、そのスニーカーを履く人のこだわりが加わると、さらに物語は奥行きあるものになります。
普段から多くのスニーカーに触れている各メーカーの担当者に、お気に入りのスニーカーを聞くと、思いがけないエピソードがこぼれてきました。珠玉のスニーカー、今回はアメリカ・ボストンで生まれたスポーツブランド『ニューバランス(NEW BALANCE)』の『574+(574プラス)』です。
ニューバランスを代表するモデルのひとつを女性用にアレンジし、厚底に進化したシューズについて、株式会社ニューバランスジャパン・マーケティング部PR&DIGITALアシスタントマネージャーの小澤真琴さんが語ってくれました。
ニューバランスジャパン
マーケティング部PR&DIGITALアシスタントマネージャー
小澤真琴さん
世界中で一番多く販売、愛されているモデルをアレンジ
――『574+』はどんなスニーカーですか?
今回ご紹介するシューズは、ニューバランスを代表するモデルのひとつ『574』を女性用にアレンジした『574+』です。
『574』は、80年代に誕生したオフロードシューズ『576』のDNAを引き継いで1990年代に誕生しました。500番台の系譜にある『574』は、現在ではその安定性とクッション性、シンプルなデザインから、ニューバランスのアイコニックシューズとしてファッションシーンで長く愛されています。
ブランドを象徴するその定番デザインの『574』をファッションシーンでさらに提案するために、厚底に進化しました。『574+』はソールが通常の『574』より厚い約40mm。世界中で一番多く販売され愛されている『574』が新鮮なシルエットに生まれ変わりました。
「足長効果もある」と話題の厚底仕様
――譲れないお気に入りのポイントは?
このモデルはソールが40mmほどの厚さがあるので、コーディネートのポイントになります。足長効果もあるとSNSでも話題になったりしたようです。カラーは定番カラーのグレー、ブラック、オフホワイト、そしてピンクがラインナップされています。
アッパーのデザインはシンプルなので、どんな服装にも合わせやすいと思います。合わせやすいのに、新鮮に見える、そんなところがとても可愛く気に入っているポイントです。ディテールも凝っていて、ソールはギザギザのシャークソール。少しレトロな雰囲気を醸し出しています。踵部分は刺繍で「new balance」とデザインされていて、クラフトマンシップを感じます。厚いソールはフレアな形状で安定感もあり、歩きやすいのも良いところです。
今まで見たことがないバランスとシルエット
――『574』の個人的な思いを教えてください。
『574』はベースがシンプルなだけに、今までも様々なカラーや素材でアレンジされてきました。その中でも今回の『574+』は今まで見たことがないバランス、シルエットで、新鮮さに驚きました。派手さはない定番の顔なのに、一癖あって、それが今の気分に合うと思います。いろいろな世代の方にも履いてもらえたら嬉しいです。