自分に合った幅広スニーカーを履こう! オススメの選び方や注意点とは
履きやすさや動きやすさに優れていて、幅広いファッションと合わせられるスニーカーは、タウンユースからアウトドアやスポーツといったアクティブなシーンまで、多くの場面で活躍します。
カラーやデザインの好み、普段着ている服との相性など、選ぶ際のポイントはいくつかありますが、中でも重要なのがサイズです。足のサイズに合わないスニーカーを履き続けると、靴擦れや痛みの原因になる場合もあります。特に、「幅広」と呼ばれる足の人は、幅広スニーカーを用意しておくと安心です。
ここでは、幅広スニーカーの選び方やオススメの商品をご紹介します。
幅広の足の人には幅広スニーカーが必要
シューズを選ぶ際に、足の長さは確認しているものの、足幅は特に気にしていないという人が多いかもしれません。さまざまな商品の規格を定めているJIS規格(日本産業企画)において、足幅とは「足の親指の付け根の骨が出ている部分から、小指の付け根の骨が出ている部分」の長さを指します。足幅を測定した部分の周りの寸法が「足囲(ワイズ)」です。
JIS規格では、足幅・足囲のサイズを、小さい方から順に「A、B、C、D、E、EE(2E)、EEE(3E)、EEEE(4E)、F、G」の10段階で規定しています。シューズと足のサイズ(長さ)は合っているのに、小指の付け根や足の側面に痛みを感じる場合は、ワイズが合っていない可能性があります。
ワイズの合わないスニーカーを履き続けると、靴擦れや外反母趾、むくみといったトラブルにつながる恐れもあるので、注意が必要です。足の横幅がある幅広の人は、幅広スニーカーを選ぶことをオススメします。
幅広スニーカーを選ぶ際のポイント
具体的に、幅広スニーカーはどのように選べば良いのでしょうか。幅広スニーカーの選び方のポイントをご紹介します。
横幅のサイズを確認する
最初に、スニーカーの長さだけでなく、横幅のサイズを確認しましょう。メーカーやブランドによっては、幅広設計のスニーカーも多く展開されています。商品ページなどを見て、足に適したサイズやワイズかどうかを確かめることが大切です。
ただし、海外ブランドは国産ブランドとはサイズ展開が異なるので注意が必要です。一般的には、海外ブランドのものの方がやや窮屈に感じることがあります。
足幅に合わせて選ぶと長さが合わず、靴が脱げやすくなってしまうという場合は、インソールを入れるのもオススメです。
つま先が丸いものを選ぶ
足が幅広の人は、足指が平行に広がってしっかり地面を踏んでいることが多いです。先端が細くなっているなど、つま先部分に余裕がないスニーカーを選ぶと、足が締め付けられるような痛みを感じたり、外反母趾になったりする恐れが高まります。足指に余裕を持たせられるように、つま先が丸みを帯びているスニーカーを選ぶのがオススメです。
また、伸縮性があり柔らかい素材かどうかも確認しておきましょう。足に馴染みやすいスニーカーなら、締め付け感を覚えにくくなります。
ソックスを履くことを考慮する
スニーカーのフィット感は、ソックス(靴下)の種類や素材によって変わります。幅広スニーカーを選ぶ際は、ソックスの厚みを考慮することも大切です。
例えば、厚手のソックスを履く場合は少し大きめのスニーカーを選ぶ必要がありますが、足を引き締めるコンプレッションソックスの場合はシューズ内に余裕が生まれることも考えられます。履く予定のソックスの厚さなどを踏まえてスニーカーを選ぶと、より快適に使いやすくなります。
試し履きをする
試し履きができる場合は、実際に試着して歩いてみると良いでしょう。この時、実際に履く予定のソックスを持参して試し履きすると、より正確にサイズを測ることが可能です。靴紐を縛ってかかとを合わせた状態で、以下の3点を確認してみてください。
・つま先部分に余裕があるか
・甲や側面に圧迫感を覚えないか
・歩いてみてかかとが浮かないか
足の大きさは左右で異なることもあるので、両足とも試着するのがポイントです。また、むくみなどが理由で、足のサイズが1日の間で変わることも考えられます。むくみなどによるフィット感の変化が気になる場合は、夕方あたりのタイミングで試着してみるのがオススメです。
<GEL-RIDEWALK>の魅力を齋藤涼太さんが着用レビュー
パーソナルトレーナー・会社経営者として活躍する齋藤涼太さんが、『アシックス(ASICS)』<GEL-RIDEWALK>を着用レビュー。「幅広」さんの足にも履きやすいフォルムと、優れたクッション性が魅力の<GEL-RIDEWALK>は、ウォーキングはもちろんビジネスシーンにも活用できる万能スニーカー。
「幅広」のお悩みを持つ齋藤さんに、履き心地や歩きやすさなどを体験していただきました。
齋藤涼太(さいとうりょうた)
パーソナルトレーナー、株式会社Journey to Wellness 代表取締役、株式会社PXDesign取締役、FITNESS LEADER 副代表。TV出演やトレーナー育成、ジムの運営コンサルなど幅広い分野で活躍中。
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「幅広」さんならではのお悩み
――齋藤さんが普段感じている「幅広さん」ならではのお悩みを教えてください。
齋藤さん:自分の足の形に合う靴を見つけるのが、とにかく大変です。僕の場合、幅広かつ甲高なので、より合う靴が見つけにくくて。かといって、合わない靴を無理に履き続けると体にも良くないので、靴選びにはかなり気をつかっています。
――パーソナルトレーナーの齋藤さんから見て、足に合わない靴を履くことにはどんなデメリットがありますか?
靴擦れはもちろんですが、圧迫感がある靴を履いていると血流が悪くなるので、足先だけでなく全身の冷えなどにも繋がる可能性があります。
また、サイズの合わない靴を履くと、その不快感を軽減しようとするがために、いつもとは違う歩き方になってしまうので、姿勢や体全体のバランスが崩れやすくなるというデメリットもあります。
オフィスカジュアルにもスニーカーを
――パーソナルトレーナー以外にも、経営者としても幅広く活躍する齋藤さん。ビジネスシーンではどのようなファッションを心がけていますか?
齋藤さん:ビジネスシーンに限らず、普段からオフィスカジュアルなファッションを選ぶことが多いです。「トレーナーっぽくないよね」と言われることも多いのですが、僕自身ダボっとしたシルエットよりも、スッキリとしたシルエットと清潔感のあるファッションが好きなんですよね。
――オフィスカジュアルなファッションには、どのような靴を合わせますか?
齋藤さん:基本は、動きやすさ重視でスニーカーを選ぶことが多いです。ビジネスシーンでも馴染みやすい、シンプルなデザイン・色味のスニーカーがお気に入りです。
<GEL-RIDEWALK>の魅力
――今回、齋藤さんに着用していただいた<GEL-RIDEWALK>は、ウォーキングに特化した「エナジーセービング構造」を搭載したロングウォーキング用のトップモデル。第一印象はいかがでしたか?
齋藤さん:普段からブラックの靴を履くことが多いのですが、<GEL-RIDEWALK>は、ラインまで全てブラックで統一されているので、すごくスタイリッシュでかっこいいですよね。どんなシーンでも履きこなせそうだなと思いました。
――履き心地や歩きやすさはいかがでしたか?
齋藤さん:幅広・甲高の僕でも窮屈さが全くなく、優しくフィットしてくれました。さっそく、1日中歩く日に履いて出かけてみたのですが、全体的にクッション性が優れているので、足の疲れも感じづらかったです。
かかと部分のGELが、踏み込んだときの衝撃をしっかり吸収してくれているので、長時間歩くシーンにも活躍しそうです。
アクティブに働く人におすすめしたい<GEL-RIDEWALK>
――今回着用してみて、<GEL-RIDEWALK>をどんな人におすすめしたいと思いましたか?
齋藤さん:幅広でお悩みの人には、ぜひ一度試してみて欲しいスニーカーですね。プライベートはもちろんですが、スーツやオフィスカジュアルなファッションとも合わせられるのでお仕事用にもぴったりだと思います。通勤や外回りなどアクティブに働く人には特におすすめです。
――齋藤さんご自身は今後、<GEL-RIDEWALK>をどんなシーンで履いていきたいですか?
齋藤さん:実は、すでにプライベートでもビジネスシーンでも愛用させていただいています。ブラック一色のシンプルなデザインなので、どんなファッションにも合わせられるので助かっています。長時間歩いたり移動の多い日には、特に重宝しています!
ABC-MARTオススメの幅広スニーカー5選
ABC-MARTでは、足の幅が広い人でも履きやすい幅広スニーカーを取り扱っています。ここからは、オススメの幅広スニーカーを5点ご紹介します。
アシックス GEL-RIDEWALK
歩きやすい設計で、ウォーキングの際にオススメのスニーカーです。かかとなどに反射材を採用しているので、夜間も安心して使えます。ワイズは3E相当の幅広スニーカーです。
『ニューバランス(New Balance)』 MW880
ニューバランス定番の<880>の、ワイズ4Eの幅広モデルです。ウォーキングからビジネスシーンまで、幅広い用途で使うことができます。
『アンダーアーマー(UNDER ARMOUR)』 UAチャージド パスート3 エクストラ ワイド
メッシュ素材のアッパーを採用し、通気性に優れたスニーカーです。クッション性も高いため、ランニングを快適に楽しみたい人にもオススメです。
ニューバランス WW363
サイズ規格は2Eを採用した、ウィメンズモデルの幅広スニーカーです。カラーはシルバーで足元を彩ることができます。
ニューバランス サンファー
クッション性の高いミッドソールを採用した、ウィメンズモデルのスニーカーです。スリッポン構造で、幅広いシーンで便利に使いやすい点も魅力です。
幅広スニーカーを履いて快適な生活を送ろう
自分の足の大きさに適していないスニーカーを履いていると、靴擦れや外反母趾などにつながる恐れがあります。長さだけでなく横幅も確認して、自分の足にぴったり合うスニーカーを選ぶことが大切です。
通常展開されているモデルの中には、幅広設計のスニーカーも多く販売されています。一般的なサイズのスニーカーでは足が痛くなりやすいと悩んでいる場合は、幅広スニーカーを用意するのがオススメです。
Photo by 深水周二郎