ダナー『フィールド ロー(スウェードバージョン)』の物語【ダナー担当者がトレッキングシューズを語る】
シューズの数だけ物語がある。また、そのシューズを履く人のこだわりが加わると、さらに物語は奥行きあるものになります。
普段から多くのシューズに触れているABCマートの担当者に、お気に入りのシューズについて聞くと、思いがけないエピソードがこぼれてきました。珠玉のシューズ、今回は『ダナー(Danner)』のダナーフィールド ロー<DANNER FIELD LOW>です。
今回は、株式会社エービーシー・マートの福岡正和さんが、アメリカでワークシューズメーカーとしてスタートしたダナーの、アウトドアシーンはもちろん普段履きでも活躍できる防水性の高いトレッキングシューズについて語ってくれました。
株式会社エービーシー・マート
福岡正和さん
アウトドアシーンはもちろん、普段履きとしても使いやすい
――『ダナー フィールド ロー』は、どんなシューズですか?
この度ご紹介したいシューズが、2018年より発売されたダナー フィールドのローカットモデル、ダナー フィールド ローのスウェードバージョンです。
ローカットにすることで低山ハイクや散策、キャンプやBBQといったアウトドアシーンはもちろん、梅雨や秋雨のような年間を通しての降水時にも活躍できるシューズで、気軽な普段履きとしてより使いやすくなっています。
ゴアテックスを使用することで防水性は申し分なし。ソールはビブラム社のクレッターリフトで、MADE IN USAモデルと遜色ない仕様となっています。さらにMADE IN USAモデルにはないオルソライトインソールを使用することで、履き始めたその時から他のブーツにはないフィット感を得られます。今作は泥除けの目的もあるフォルスタンが付属した、定番かつ新しい一足となっています。
アメリカンテイストを強く表現する“フォルスタン”
――譲れないお気に入りのポイントは?
今までのダナー フィールド ローには付いていなかったフォルスタンは特に注目していただきたいですね。アメリカンテイストを強く表現していて、アメリカ発祥のブランドらしい雰囲気を醸し出しています。
また、カラーリングはコヨーテカラーを採用。ミリタリープロダクトを数多く作っているダナーらしく、アメリカ海兵隊を想起させるカラーリングで、素材である撥水スウェードと相まって、力強いアメリカンブランドを体現しています。
更にシューレースにリフレクティブチップを入れて、アウトドアプロダクトならではの視認性を高める仕事も施しています。
履き心地から高い支持を得たダナー フィールド ロー
――『ダナー フィールド ロー』のストーリーを教えてください。
過去にMADE IN USAでダナー ライト ロー<DANNER LIGHT LOW>が生産されていました。現在は生産されておらず、再販を求める声が多い中、ダナー フィールド ローが発売となったときは、大きな反響がありました。USAモデルからダナーを愛用するユーザーも広く知ることになり、その履き心地から高い支持を得ることが出来ました。
ダナーの持つDNA、ワーク、ミリタリー、アウトドアの要素をバランスよく兼ね備えたシューズに仕上がっています。