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メレル『ザイオン エフエスティ ウォータープルーフ』の物語【メレル担当者がスニーカーを語る】

2020.11.20

シューズの数だけ物語がある。また、そのシューズを履く人のこだわりが加わると、さらに物語は奥行きあるものになります。

普段から多くのシューズに触れている各メーカーの担当者に、お気に入りのシューズを聞くと、思いがけないエピソードがこぼれてきました。珠玉のシューズ、今回は『メレル(MERRELL)』の『ザイオン エフエスティ ウォータープルーフ<ZION FST WATERPROOF>』です。

ブランドマーケティング部マーケティング・メレルPRの田中祐介さんが、コロナ渦の現代にマッチする、ハイブリットなハイキングシューズについて語ってくれました。

メレル『ザイオン エフエスティ ウォータープルーフ』の物語【メレル担当者がスニーカーを語る】

ブランドマーケティング部マーケティング メレルPR
田中祐介さん

ハイキングと街を繋ぐメレルのシューズ

――『ザイオン エフエスティ ウォータープルーフ』はどんなスニーカーですか?

メレル『ザイオン エフエスティ ウォータープルーフ』の物語【メレル担当者がスニーカーを語る】

ザイオン エフエスティ ウォータープルーフは、いわゆるハイキングシューズのハイブリッド版として開発されました。

しかし、ミレニアム世代からすれば“ハイキング”と聞くと、アウトドアのアクティビティの中でもコンサバな印象で、縁遠く感じる方も多いかもしれませんね。確かに、国内のハイキング人口は圧倒的に中高齢層に偏っていることも事実。とはいえ、未曽有のコロナ禍のいま、人と人との距離が近い環境での余暇活動を避けるようになり、キャンプを中心にアウトドア市場には更なる追い風が吹いてます。これからは、全世代において“アウトドア”そのものの価値観や概念も変わっていくのだろうと想像しています。

メレル『ザイオン エフエスティ ウォータープルーフ』の物語【メレル担当者がスニーカーを語る】

そんな環境下において、メレルの本国であるアメリカでの変化といえば、ミレニアム世代におけるライトハイク(デイハイク)需要の増加です。増加の理由は、“SWITCH OFF”つまり、すべてがデジタル化された環境から抜け出し、リフレッシュするという目的です。

そんなミレニアム世代が“ライトハイク”を実施するにあたり、重きを置いているポイントに、“FAST & LIGHT”という要素、日本語で言い換えるならば、“身軽さと気軽さ”があります。

いわゆる登山といえば、携行品から装備品までしっかり“山専用”のアイテムを備えて臨まなければならないため、ハードルが高いと感じる方も少なくない一方で、日常の生活に近い形で、短時間でチャレンジできる“ライトハイク”については得られるもの(気持ちの転換)が大きい反面、気軽な余暇活動として人気が高まっているのです。

メレル『ザイオン エフエスティ ウォータープルーフ』の物語【メレル担当者がスニーカーを語る】

そして、これらの背景のなかでシューズ選びにも著しい変化が起きています。

従来のハイキングシューズのような、専門的に作られた靴というよりは、日常から街でも履ける上で、いざハイキングに出かけるときに最低限のアウトドアスペックを伴っている靴、という汎用性が重視されているのです。そこで重宝されている一つが、メレルでもおなじみの、ライトハイクにも使えるトレランシューズ。ウィークデイのカジュアル化が進行する中、スニーカーで育ったミレニアム世代においては、トレランシューズはデザインにおいても非常もマッチし、更に機能面が充実しているトレランシューズはまさに願ったりかなったりのアイテムとなり、アウトドアと街を繋ぐ最適なアイテムとなっています。

フィット感とグリップ力にフォーカスした構造

――譲れないお気に入りのポイントは?

メレル『ザイオン エフエスティ ウォータープルーフ』の物語【メレル担当者がスニーカーを語る】

旧来よりアウトドアをライフスタイルに落とし込むことを得意とするメレルでは、変化を柔軟に受け入れた製品開発をしており、その一手として誕生したのが、こちらのザイオン エフエスティ ウォータープルーフです。

見た目や履き心地は限りなく日常履きのスニーカーでありつつも、ハイキングで求められるパフォーマンス性はしっかり備えた“ハイブリッドハイキングシューズ”。その最大の特徴は、メレルのロングセラーハイキングシューズであるモアブ<MOAB>シリーズでも人気を博した“FST(Fit & Superior Traction:フィット & スーペリア トラクション)”コンセプトの採用です。フィット感とグリップ力にフォーカスした構造は、まさにハイキングに適したパフォーマンス性といえます。

メレル『ザイオン エフエスティ ウォータープルーフ』の物語【メレル担当者がスニーカーを語る】

また、アッパーにはメレル独自開発の防水透湿メンブレン“M セレクトドライ バリアー”を搭載し、突然の雨天でも靴内部の快適性を保ち、アウトソールには更なるパフォーマンス性を目指し、独自開発された“メレル マウンテングレード クァンタムグリップ”を採用。様々な地形で発揮されるハイレベルのグリップ力が特徴となっています。

街履きでも馴染む、秀逸なシューズ

――『ザイオン エフエスティ ウォータープルーフ』とのストーリーを教えてください。

メレル『ザイオン エフエスティ ウォータープルーフ』の物語【メレル担当者がスニーカーを語る】

このようなアウトドアスペックを持ち合わせたハイブリッドハイキングシューズを実際に着用している私が、是非オススメしたいポイントは、街で履くスニーカーとしてもスッと馴染んでくれる秀逸なシューズ、ということです。

首都圏で生活する私にとっては、アウトドアアクティビティはかなり限られた時間に行う余暇活動。9割を街中で過ごしているので、ライフスタイルに馴染んでくれることは必須ですが、いざ山へ!という時に、履き慣れたシューズでそのままアウトドア環境に出向けることは何より安心で、その気軽さにも満たされます。

メレル『ザイオン エフエスティ ウォータープルーフ』の物語【メレル担当者がスニーカーを語る】

そして、街中でもアウトドアシューズに助けられることはたくさんあります。歩くという行為だけでも、アウトドアシューズがもたらす安定性は、足の疲れを大幅に軽減してくれます。突然の雨に対する防水性も、日常生活におけるストレスを大きく改善してくれます。ちょっとしたウォーキングにはベストマッチなシューズ!という太鼓判を押せる一足です。

まだまだ終わりが見えていないコロナ禍の影響は、人々の生き方、考え方、価値観を今後も全く違うものに変えていくのでしょうが、靴選びも一工夫加えることで、新たな自分に出会えるキッカケになるとおもいますので、アウトドアには全く縁がない方々にも是非試してもらえれば幸いです。

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