【街に馴染むあの頃の定番スニーカー】ニューバランスまとめ3選。『990』『550』『574』
90年代のスニーカーを愛用している、“kicksラバー”にお話を聞く人気企画【街に馴染むあの頃の定番スニーカー】。これまで、SNSなどでオシャレな履きこなしを発信する多くの方々に登場していただきました。誰もが知る有名モデルを始め、注目度の高いスニーカーの数々が登場してきましたが、今回は『ニューバランス(NEW BALANCE)』に注目。過去にこの企画で紹介された、ニューバランスのスニーカーを振り返ってみましょう。
(1)990「自分のスタイルに不可欠なもの」
「1000点満点で990点」というところから名付けられたという『990』。1982年に当時の最先端の技術を集結させ、満を辞してデビューしました。その後995→996→997……とアップデートしながら990番台が一通り登場し、990モデルに原点回帰。『990』についての@_nakamu14_さんのお話は、2023年8月に公開されました。
――生活においてスニーカーとどのようにかかわっていますか?
山梨県でぶどう農家をやっている36歳です。
仕事とは直結しないんですが、スニーカーが好きで最近はNew Balanceばかり履いています。中でも990v6はとても好きで気づいたらストック含め4足以上所持しています(笑)。それと妻と子ども2人(下の子は7月に生まれました!)の4人家族で、下の子が生まれる前に家族3人で990v6を履いてディズニーへ行ったりしたので、次は990v6を家族4人で履きたいと思ってます。
――購入した理由やキッカケは?
990シリーズの最新作ということで発売前からチェックはしていたのですが、正直に言うと最初はそこまでの購買欲はありませんでした。しかし、発売が近くなるにつれてそのシルエットというか、ボリューム感がとても魅力的に見えてきて。NBを好きになったきっかけもそのシルエットというかボリューム感だったので、その時の感覚を思い出したようにすごく欲しくなりました。そして満を持して昨年の11月4日に990v6が発売となり、運良く家族全員分買うことができました。日本で誰よりも先に家族で履きたいって思い、届いてからすぐに履いたのもいい思い出です。
――お気に入りのポイントは?
やはりそのシルエットとボリューム感。真横から見たシルエットがとても好みで自分のコーデやスタイルにも相性が良いです。ただ、それでいて上から見たシルエットはシャープに見えるんです。見る角度によって表情が違うのですが、それもまたこの990v6の魅力なんだと思います。
もちろん履き心地も申し分ないんですが、僕の場合それよりも自分のスタイルに合うかどうか、履いててモチベーションが上がるかどうかの方がより重要なんです。なので履き心地よりも見た目で選ぶことの方が圧倒的に多いです。
――履く際のコーディネートやスタイリングでこだわっていることは?
僕は比較的サイズ感に余裕があるというか、オーバーサイズ気味に洋服を着る機会が多いので足元も少なからずボリュームが欲しいと思ってます。それとパンツは裾が絞ってあるタイプもしくは絞れるタイプしか履きません。スニーカーはちゃんと見せたいタイプなので、そこはこだわってるポイントです。ただやっぱりいろんな品番があるNBでも、自分のスタイルに合うか合わないかで選ぶのでそこは一番こだわってるところですね。
――kicksラバーになったキッカケは?
高校3年生の頃にブームになってたDUNK SBがことの始まりです。高3の時お年玉を全部注ぎ込んで買ったのがSTUSSYコラボの通称”Cherry”でした。そのあと大学へ進学してバイト代を貯めて”Buck”や”Brown Pack”などを買ってました。とにかくDUNK SBシリーズが好きで数少ない買えた品番を大事に履いてましたね。あとはNBで言えばあのmita sneakersとHECTICのMT580、通称”ミタヘク”は当時買えずでずっと憧れてました。
――あなたにとってスニーカーとは?
今の僕にとってのスニーカーはただのファッションアイテムではなく、自分のスタイルに不可欠なものだと思ってます。そのスタイルとは自分のファッションスタイルもだし、それと同時にライフスタイルのことも言えます。家族で同じ品番履いて出かけたり自分の生活、家族と暮らす中でとても重要な役割を果たしてると言えます。
それともう一つ。スニーカーがきっかけでSNSを中心にコミュニティが出来上がり、今では多くの方々と交流しています。主にNBではありますが、NB好きの方々とショップを回ったり、飲み会をしたり、新たな出会いがあったことは自分にとってとても大きなものになりました。
そういう意味ではやはりスニーカーのおかげで今の自分がある、そういうふうに思ってます。
あの頃の定番スニーカー・ニューバランス『990』とは
「1000点満点で990点」というところから名付けられたという「990」モデルは、1982年に当時の最先端の技術を集結させ、満を辞してデビューしました。その後995→996→997……とアップデートしながら990番台が一通り登場し、990モデルに原点回帰。品番を変えずにデザインや機能をアップデートしながら990v2が発売され、生誕40周年を迎えた現在では、6代目の「990v6」まで発売されています。
(2)550「レトロ感の中に現代的な要素」
『550』は、80年代にリリースされた競技者向けバスケットボールシューズを復刻したモデル。レトロなフォルムと厚みのあるソール、小ぶりなロゴマークに、快適な履き心地を実現する足馴染みのよいレザーアッパーが特徴的。『550』についての@shiba4bsさんのお話は、2023年9月に公開されました。
――生活においてスニーカーとどのようにかかわっていますか?
50代の会社経営者です。
取引先含めスーツを着ない自由な服装の方々が多いことから歩きやすいスニーカーを毎日履いています。ファッションの一部として同じ型でも様々なカラーを集めたりしています。
――購入した理由やキッカケは?
足を痛めたことで、履いていて痛みが無く、足に負担の少ないスニーカーを探していたところNBに出会いました。
――お気に入りのポイントは?
特にBB550はデザインなど琴線に触れました。レトロ感の中に現代的な要素もあり場面を選ばずに履けます。
――履く際のコーディネートやスタイリングでこだわっていることは?
トータルコーデの一部としてるので、靴下、パンツ、トップスの色を拾うようにしてます。
――kicksラバーになったキッカケは?
インスタで写真のアップを始めたところ、反響が想像以上にあり、エンタメとして披露するようになりました。気がつけばたくさんのスニーカーを購入していました。数は多いとしか言えませんが……
――あなたにとってスニーカーとは?
当たり前ですが履くことが前提なので生活の一部です。
――90年代のファッションやスニーカーへの思いを教えてください
80年〜90年に多感な時期を過ごしたことでスニーカーに限らず音楽、映画などさまざまな傑作と出会えたことは良い経験です。現在のブームも根底には80年代の要素が核になっていると思います。
あの頃の定番スニーカー・ニューバランス『BB550』とは
80年代にリリースされた競技者向けバスケットボールシューズを復刻した「550」。快適な履き心地を実現する足馴染みのよいレザーアッパーとフラットなソールが特徴的。1989年に発売された「P550」がデザインベースになっている。
(3)574「存在感のあるカラーリング」
『574』は時代を超えて改良を続け、ニューバランスの歴史の中で最も履かれてきたシューズ。舗装路以外のオフロード用シューズとして開発された500番台ですが、タウンユースでも幅広く愛用されるシリーズとなっています。リサイクル素材を使用したモデルも登場し、進化を続けています。『574』についての@norileleさんのお話は、2023年12月に公開されました。
――生活においてスニーカーとどのようにかかわっていますか?
もともとアメカジ好きっていうのもあって、デニムやスニーカーが大好きです。私服通勤なので休日もあわせてスニーカーを履く機会が多いです。
――購入した理由やキッカケは?
Instagramにアラフィフの#今日のコーデをpostしているのですが、コーデに幅を持たせたくて『ニューバランス574』を探していました。
そんな時に、ふらっと立ち寄った京都のABC-MARTで見つけたのですが、絶妙なカラーリングに一目惚れして購入しました。
――お気に入りのポイントは?
やはり存在感のあるカラーリングが気に入ってます。特にグリーンのNロゴがコーデに幅を持たせてくれるので重宝しています。
――履く際のコーディネートやスタイリングでこだわっていることは?
スニーカーってどんな服装にも合うと思うのですが、ニューバランスのように靴自体に存在感がある場合は意外と奥が深いとうか、難しい一面もあります。
なので、そういったスニーカーにはパンツをロールアップして丈を短くするように心がけています。ニューバランスはロールアップとの相性がすごく良いですね。
――kicksラバーになったキッカケは?
スニーカーの良さは、なんと言ってもその履きやすさです。
アメカジ好きなのでブーツも履きますが、どうしても足が痛くなることもあります。その点、スニーカーは疲れ知らずなので、遠出の際はスニーカーをついつい選んじゃいますね。
――あなたにとってスニーカーとは?
かのラルフ・ローレンが『ニューバランス1300』を高級車の『ロースルロイス』に例えたという話がありますが、スニーカーには高級車のような履き心地を求めていますね。
――90年代のファッションやスニーカーへの思いを教えてください
90年代というと、ちょうど大学に通っていたのですが、アメカジブームでした。
その時はそれほど意識はしていなかったのですが、やはりジーンズにニューバランスを合わせていた記憶があります。その時代に流行ったデニムやスニーカーが今また見直されているのはうれしいですね。
あの頃の定番スニーカー・ニューバランス『574』とは
1980年代に誕生したオフロードシューズの『576』のDNAを引き継ぎ誕生した、ニューバランスのアイコニックモデル。500番台のシリーズの中でもタウンユースでも履けるようにデザインされており、丸みのあるフォルムや豊富なカラバリ、メッシュ使いのアッパーが特徴です。衝撃吸収性のあるEVA素材を使ったENCAPミッドソールを採用し、履き心地も抜群。他シリーズに比べてリーズナブルな価格帯も愛される理由です。