それぞれのシーンで活躍する女性が集うバスケコミュニティ「Goddess Basketball Club」のオンとオフに密着。#01 バリスタ PEKO
会社員、バリスタ、モデル、パーソナルトレーナーにヘアメイクなど…年齢や職業も異なる人が集う女性限定のバスケットボールクラブ「Goddess Basketball Club」(Instagram)。“全国制覇”を掲げるようなストイックなチームではなく、それぞれのファッションスタイルで自由にバスケをプレーするコミュニティです。今回はその一員でもある「SPORTY COFFEE Komazawa」のバリスタ PEKOさんの一日に密着。オンとオフを全力で楽しむ姿を追いかけます。
PEKOさん
バリスタ。都内のカフェに勤務した後、「SPORTY COFFEE Komazawa」のオープンを期に入社し、現在ではバリスタ兼ストアマネージャーを務める。明るいキャラクターでファンも多い。中学、高校時代は部活でバスケに触れ、パワーフォワードやセンターとして活躍した。
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日常のちょっとした感動を共有できる仕事
――現在でバリスタ歴8年のPEKOさんですが、昔からコーヒーが好きだったんですか?
カフェで働く前は、本格的なコーヒーを飲んだことがなくて、コンビニでマウントレーニアとか甘いコーヒーを飲む程度。むしろ、ビターなコーヒーは苦手でした(笑)。そんな感じだったんですけど、当時からタトゥーを入れていたので、タトゥーOKな仕事を探していたんです。その中でカフェの仕事を見つけて、いいかもと思ったんです。でも、コーヒーを全く飲んだことないのに面接に行くのも失礼だと思って、そのお店に行って初めて本格的なラテを飲んでみたら、こんなに美味しいんだって感動して。働き始めてからラテアートの存在を知って、上手くなりたいと思って練習するようになりました。
――まさかの理由からスタートしたんですね。ラテアートの大会に2度出場されたことがあるそうですね。
バリスタをし始めて3、4年目の頃に初めてレディバリスタの大会に出場したんですけど、私は緊張で両手が震えてしまって全然ダメ(笑)。その次に出場した世界大会では一回戦でライオンを描くような相当な実力者と当たってしまって、ボロ負け。これも苦い思い出です(笑)。でもその人が優勝か、準優勝してたので、仕方ないかって早めに切り替えができました。コロナ中は大会があまり開催されてなかったので、来年からまた大会にも挑戦したいなと思っています。
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――バリスタという仕事の魅力は?
私は身近な存在としてのコーヒーが好きなんです。ラテアートを見た時の心が弾むような瞬間とか、出勤前の束の間のブレイクタイムとか、日常のちょっとした感動や気持ちいい時間をお客さんと共有できるのが好きなんですよね。なんかこう語ってると『プロフェッショナル』みたい(笑)。
バリスタに最適なイエローブーツ
――<ティンバーランド(Timberland)>のブーツの履き心地はいかがでしょうか?
高校生の頃に履いていて、最近また履きたくなってメンズモデルのイエローブーツを買いました。その時はゴツい感じが気分だったんですけど、今履いているウィメンズモデルはソールが厚めなので身長が盛れて嬉しいです(笑)。それにメンズモデルと比べると軽いし、少し細身な印象ですね。<ティンバーランド>は重い音をさせながら歩くみたいなところも魅力だと思うんですが、これは今っぽい雰囲気で素敵です。
――しかも、このモデルはウォータープルーフです。
そうなんですね、バリスタの仕事だと水に濡れたり、コーヒーがかかったりすることも多いので、防水なのは嬉しいです! それに<ティンバーランド>のブーツは、汚してしまっても味になるのが、かっこいいですよね。
――今日のようなカジュアルなスタイルと合わせても、ソールが厚いので女性らしさがありますよね。
そうですね。私自身、ストリートファッションが好きなんですけど、メンズライクになりすぎないよう、脚や肩、お腹だったり、体のパーツをどこかしら出すようにしてます。今日はちょっと恥ずかしかったので、やめたんですけど(笑)。でも今日はダボダボすぎないパンツを合わせて、女性らしいスタイルにしてみました。
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大人の放課後のようなバスケ時間
仕事を終えた後は、「Goddess Basketball Club」の集まりのため体育館へ。爽やかな汗を流すリフレッシュの時間です。
――バスケはいつ頃からされていたんですか?
中高とバスケをやっていて、そこから離れていたんですが、大人になってから友達に誘われて代々木公園で毎年春と秋に行われているストリートバスケ大会の「ALLDAY」に出会って、衝撃を受けたんです。ストリートボーラーをはじめ、オフシーズン中のBリーガーや米軍基地の外国人チームが出場していたりして、すごく面白くて。そういう大会を観に行くようになってから、「AKTR」の方と出会って、交流を深めていく中で、「今度東京にお店できるから働かない?」と誘われて、バスケも好きだし、バリスタも好きだし、めちゃくちゃいいなと思って働くようになりました。
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――今のバスケの活動は?
大会に出場するほど、本格的にはしてないですが、「Goddess Basketball Club」の集まりがある日は朝からワクワクしてます。体育の授業なのかなって思うくらいのユル〜い感じなんですけど、それが楽しくて。
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――みなさん思い思いの服装でプレーしている姿も新鮮ですね。
そうなんです、バスケをする時もTシャツにバスパンみたいな感じじゃなく、好きな服装でバスケできるところも良くて、みんながどんな服装で来るのかも楽しみにしています。年齢も職業もバラバラで、普通に生活してたら交わらないんじゃないかっていう人たちとワイワイできるのも刺激になってます。バスケ終わりに飲みに行ったら、近況報告したり恋愛について女子トークしたり、大人の放課後みたいな時間でリフレッシュできるんです。
バリスタの仕事と真摯に向き合い、笑顔を絶やさずお客さんとのコミュニケーションを欠かさないPEKOさん。その笑顔を支えているのは、好きな服やシューズを見つけて働くことと、気の合う仲間とのリフレッシュの時間なのかもしれません。
edit by Shun Koda
photo by Shunsuke Kondo