足が蒸れて臭い!原因と対策を徹底解説|女性特有の悩みも解決
足の臭いが気になって、靴を脱ぐときに困った……なんて経験はありませんか?
特に革靴やパンプスで1日を過ごすと、足蒸れが気になりますよね。今回は、革靴やパンプスにフォーカスし、履いたときに起こる「足蒸れ」と「ニオイ」の原因や対策を徹底解説!ストッキングを履く際の臭い対策も紹介しているので、女性特有の悩みも解決できるはず。
女性の臭い足のニオイの原因は?
臭い足の主な原因は、雑菌の繁殖によるものです。足の裏は、体の他の部分以上に汗をかきやすく、1日に大量の汗をかくと言われています。その汗が皮脂や垢などと混ざって臭いの元になる物質ができ、雑菌が繁殖して、臭いを発生させるのです。女性の場合、特にパンプスだと汗を吸収してくれる靴下を履かなかったり、汗を吸収しにくいストッキングを履くことが多いことも、ニオイの原因のひとつです。
大量の汗をかいた足が、通気性の悪い革靴やパンプス、ブーツなどで密閉されてしまうと、靴の中は雑菌が繁殖しやすい高温多湿の状態になります。その靴をそのまま靴箱にしまったり、毎日同じ靴を履き続けたりすると、どんどん雑菌が繁殖し、靴に嫌なニオイが染み付いてしまいます。結果、その臭い靴を履いた足は、1日経たずとも臭くなるというわけです。
何度か履いたくらいでは一見きれいに見える革靴やパンプスですが、靴の中こそ清潔を保たなければ、足のニオイを防ぐことはできません。
足蒸れの対策方法は?
まずは、靴にニオイを残さないように、初期段階として『足ムレ予防策』からスタートしましょう。正しいケアの方法って、意外と知らないかもしれませんね。
(1)インソールを毎日交換する
靴の中の湿気が乾かないうちに靴を履くと、雑菌が増える原因になってしまいます。ニオイ対策のためにも、毎日同じパンプスは履き続けないこと。履いた靴はできれば2~3日は休ませておきたいところですが、履く靴を毎日変えるのが難しい方は、靴の『インソール』を毎日交換しましょう。100円前後で購入出来ますし、洗って何度も使えるのでコスパも良いです。
(2)靴下を履く
足の裏にかいた汗を吸収するために、靴下を履くようにしましょう。特に指の間に汗をかきやすいので、5本指ソックスが効果的。素材は、綿や麻、シルクなど吸水性の高い天然素材を多く含むものを選びましょう。パンプスを履くのに靴下はちょっと…という場合は、パンプス用のフットカバーや、つま先用のインソールがオススメです。
(3)足裏用の制汗剤を使う
いくら気をつけていても足からの汗は防げませんが、靴の中が蒸れてしまわないように、制汗剤で汗を抑えましょう。特にストッキングはナイロンやポリウレタンなど、汗を吸収しにくい素材でてきているので、ストッキングを履いているときには特に制汗剤がオススメです。
(4)通気性の良いデザインの靴を選ぶ
特に夏場は足ムレの多い季節。可能であれば、夏に履くパンプスは、通気性の良い蒸れにくいデザインのものを選びましょう。
帰宅後の予防方法
しっかり足ムレ予防をしたからといって、油断は禁物。靴のニオイ対策のためには、帰宅後の靴の収納方法にもポイントがあります。
(1)靴を履いたあと、すぐ靴箱にしまわない
足は1日に大量の汗をかくと言われています。汗がしみ込んだ靴をすぐに靴箱にしまうと、雑菌が繁殖しニオイの原因になってしまいます。玄関に1日出して乾燥させるか、天日干ししてから靴箱に収納しましょう。夏場になるとサンダルを履くことも増えてきますが、サンダルは通気性が良いので臭わないと思われがちですが、汗をたっぷり吸っていることは変わりないので、すぐに靴箱にしまわないようにしましょう。
(2)新聞紙で速乾・吸湿
ニオイ予防のためには、なるべく同じ靴を毎日履かないようにするのがベストですが、難しい場合は帰宅後すぐに靴の中に新聞紙を詰めます。新聞紙に湿気を吸わせることで、乾くまでの時間を短縮することができるのです。ただし、雨などで靴が濡れている場合はインクが移ることがあるので注意しましょう。
(3)定期的に靴箱の中を換気する
靴箱を閉めたままにして換気をしないと、収納している靴に臭いが移ってしまいます。この靴は臭くなかったはずなのに……とならないよう、1週間に1回は靴箱の換気をしてあげましょう。
(4)収納スペースを開けてしまう
靴をぎゅうぎゅうに詰めて収納すると、靴箱の中の換気が行き届かず、湿気が充満してしまいます。靴同士のスペースを空けて収納するのがポイントです。また、購入時に靴が入っていた段ボールの箱にいれたまま靴箱にしまうのも、やめましょう。
『靴のニオイ』消臭方法は?
これまでは、靴に嫌なニオイがつかないようにする対策をお伝えしてきましたが、すでにお気に入りの靴が臭くなってしまった場合のニオイ消臭方法についてもお伝えしましょう。自宅にあるアイテムで手軽にできるので、ぜひお試しを。
(1)重曹
ホームセンターなどで安く買えて料理や掃除でも活躍する重曹ですが、実は消臭にも利用できます。吸湿作用があるため、履き終わった靴の中に通気性の良い袋に入れた重曹を入れておくだけで消臭・吸湿効果が期待できます。適当な袋が無い場合は、使い古した穴の開いていない靴下などでも良いでしょう。
(2)ドライヤー
雨で靴が濡れた際、次の日も履くためにドライヤーで乾かすことがあると思いますが、濡れていない場合にもドライヤーは靴の消臭に役立ちます。臭いは、そもそも臭い成分の蒸発によって起こるため、ドライヤーの熱によって先に蒸発させてしまうことで、臭いの発生を防ぐことができます。靴によっては傷むこともあるので、素材を見て冷風に切り替える必要があります。このとき部屋の換気も忘れないようにしましょう。靴用のドライヤーや乾燥機も販売されていますよ。
実はストッキングも臭い?
足や靴のニオイ対策のためには、靴下を履くのがオススメではありますが、女性の場合、特にビジネスシーンでは、靴下よりストッキングを履くことのほうが多いかもしれません。
しかしストッキングは、ナイロンやポリエステルなどの化学繊維でできているため、汗を吸収しにくいつくりになっています。そのため、前述したように大量の足の汗がそのまま靴に吸収されてしまい、靴が蒸れ、ニオイの原因になっているのです。
ニオイ対策のためには、吸湿性の高い綿や麻、シルクなどの天然素材を多く含む靴下を履くのがオススメですが、靴下が履けない場合は、足裏に汗取りパットがついたストッキングや、シルクのフットカバーなど、便利アイテムを活用しましょう。冷房による足の冷え対策にもなりますよ。
お気に入りの靴を長く履くために
靴の臭いの元となる汗や皮脂などによる雑菌。その雑菌の繁殖などにより、放っておくと靴の臭いは蓄積していくので、毎日のケアが重要です。お気に入りの靴を長く履くためにも、まずは足ムレ対策から始めると良いでしょう。パンプスや革靴を長持ちさせるためにも、同じパンプスを毎日履かないことは大切です。今回ご紹介した知識を味方に、お座敷での会食や友人宅への訪問など、仕事終わりの突然のお誘いにも動じない足元へ! もう臭いなんて言わせない!