【街に馴染むあの頃の定番スニーカー】国も言語も超えて交流できるきっかけ・プーマ『クライド』
例えば、1990年代ごろの、その昔。僕たち私たちを魅了してやまなかった、あのブランドのあのモデルのスニーカー。カッコよくって光輝いていて、手に入れるために必死に頑張ったっけ。
……と、エモな思い出が蘇ってくる世代も、当時はまだ幼かった若者世代も。
あの頃のスニーカーには、どこか特別な意味がある。だから今もなお愛され、リバイバルするのだろう。
本特集では、そんなスニーカーを愛用している、“kicksラバー”にインタビュー。愛してやまない“あのモデル”について、たっぷりと話を聞きました。
あの頃の定番スニーカー・プーマ『クライド』の魅力
今回話を聞いたのは、『プーマ(PUMA)』クライド<CLYDE>を愛用している@thatkolorizさん。
――生活において、スニーカーとどのようにかかわっていますか?
幼少期のころに初めて見たエアマックス95に衝撃を受け、スニーカーに興味を持ちました。
その感覚のまま、大人になった会社員です。趣向は変わってもずっとスニーカーは傍らにあるので、もはや生活の一部の感覚です。
――購入した理由やキッカケは?
初めて購入したクライドはヴィンテージのユーゴスラビア製のものです。プーマ好きになったきっかけのお店、マグフォリアに遊びに行った日に入荷されました。
まだ持っていないクライド、それも自分の生まれる前の年代のユーゴスラビア製。そしてサイズもマイサイズということに勝手に運命を感じて即決でした。
――お気に入りのポイントは?
クライドは普遍的なデザインが魅力だと思います。どんなスタイルにも合わせやすいところ、カラーバリエーションの多さも気に入っています。
――履く際のコーディネートやスタイリングでこだわっていることは?
その日のコーデは気分でしかないので難しいのですが……Tシャツやソックスにカラーを入れても、モノトーンでも許容してくれるので重宝してます。
――kicksラバーになったキッカケは?
キッカケは前述した通りなので割愛します。
6月にインドネシアを訪問したのですが、その際に現地のコレクターの方が運営している私設のミュージアムを訪問しました。
マグフォリアに来るために来日したことのある方で、当日はご本人とは会えませんでしたが、弟さんに案内していただき、さらに2時間ほど話し込んでしまいました。スニーカーが好きだという共通点で、国も言語も超えて交流できたのは印象的な出来事でしたね。
――あなたにとってスニーカーとは?
僕にとってスニーカーは、スニーカー以上のものではありません。
ただ、スニーカーを好きな気持ちが県内、県外問わず多くの方と知り合って交流できるきっかけになっており、楽しい時間を過ごしています。
――90年代のファッションやスニーカーへの思いを教えてください
僕の好きなスニーカーは80年代や90年代に出たモデルがベースであることが多いです。当時のスニーカーへの憧れは持ちつつ、今の気分でスニーカーを楽しみたいと思っています。
あの頃の定番スニーカー・プーマ『クライド』とは
プーマアーカイブの象徴であるクライドは、ファッション、カルチャー、バスケットボールの伝統を自信とスタイルで体現しています。フルスウェードアッパーで上品さを演出し、サイドのプーマフォームストリップが美しい曲線美を表現。また、2023年はクライドの象徴的なシルエットの50周年でもあります。