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【街に馴染むあの頃の定番スニーカー】ミニマルな洗練さ・プーマ『ラルフサンプソン』

2023.05.21

例えば、1990年代ごろの、その昔。僕たち私たちを魅了してやまなかった、あのブランドのあのモデルのスニーカー。カッコよくって光輝いていて、手に入れるために必死に頑張ったっけ。

……と、エモな思い出が蘇ってくる世代も、当時はまだ幼かった若者世代も。

あの頃のスニーカーには、どこか特別な意味がある。だから今もなお愛され、リバイバルするのだろう。

本特集では、そんなスニーカーを愛用している、“kicksラバー”にインタビュー。愛してやまない“あのモデル”について、たっぷりと話を聞きました。

あの頃の定番スニーカー・プーマ『ラルフサンプソン』の魅力

今回話を聞いたのは、『プーマ(PUMA)ラルフサンプソンを愛用している@motomotomotoiさん。

――生活においてスニーカーとどのようにかかわっていますか?

1992年生まれ。岡山県出身、茨城県在住。某ショップ勤務。自分自身古着が好きということ、勤務時の服装が自由ということもあり、毎日違ったスニーカーを履いて楽しんでいます。特にプーマのスニーカーが好き。新作、ヴィンテージ問わずチェックすることが、日課になっています。

――購入した理由やキッカケは?

復刻が出るタイミングで、プーマの野崎さんや静岡のMAGFORLIAの山田さんが猛プッシュしていたことです。スウェードのようにタイトなモデルが多かったプーマの中では珍しくファットなモデルだったので、そこに惹かれました。復刻を買った後、下北沢のSOMAの徳永さんに勧められて、オリジナルも買いました。他にもマジェスティ、デミといった関連のモデルも購入しました。

【街に馴染むあの頃の定番スニーカー】ミニマルな洗練さ・プーマ『ラルフサンプソン』

――お気に入りのポイントは?

プーマでは珍しいぼってりとしたシルエットに、ラルフサンプソンのオートグラフが描かれているところでしょうか。ファッションのトレンドがオーバーサイズなので、ゆったりとしたシルエットに本当にマッチするんです。あとはプーマらしい派手すぎない、無駄なものがそぎ落とされ洗練されたクラシカルなデザインなので、ジャストサイズの服にも合うところがいいですね。

【街に馴染むあの頃の定番スニーカー】ミニマルな洗練さ・プーマ『ラルフサンプソン』

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――履く際のコーディネートやスタイリングでこだわっていることは?

その日の気分で、何かしらテーマを決めます。ラルフサンプソンの出身大学・ヴァージニア大学のリバースウィーブと合わせるといったように意味づけしたり。シルエットをオーバーにしたり、またはタイトに決めるときもあります。あとはトップスに使われている色と、スニーカーの色を合わせたりすることでしょうか。

【街に馴染むあの頃の定番スニーカー】ミニマルな洗練さ・プーマ『ラルフサンプソン』

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――kicksラバーになったキッカケは?

サッカーをやっていた中学生時代にプーマのスパイクを買って以来、プーマのスニーカーを買うようになりました。大学生になり古着を買うようになり、SOMAに通い始めるようになってからはもうどっぷり(笑)。今では持っている私靴の9割以上がプーマで、ヴィンテージも4割~5割ぐらい所有しています。思い出深いのは、千葉の古着屋aeugoの周年記念でキャットスウェートとビーストのオリジナルが出ることがわかったので、早朝から並んでゲットしたことです。なかなか自分のサイズで出ることが少ないので、買えたときはうれしかったです。

【街に馴染むあの頃の定番スニーカー】ミニマルな洗練さ・プーマ『ラルフサンプソン』

――あなたにとってスニーカーとは?

最高の相棒だと思います。コーディネートを組むとき、僕は基本的に足元から決めます。その日に履きたい気分のスニーカーを選んでから、そのスニーカーのシルエットに合うボトムスやトップスを選んでいます。だからこそ相棒はたくさんいるわけですが(笑)、どれも自分を引き立ててくれるので、大好きです。

【街に馴染むあの頃の定番スニーカー】ミニマルな洗練さ・プーマ『ラルフサンプソン』

――90年代のファッションやスニーカーへの思いを教えてください

服に関していえば、40年代、50年代といったものよりは価格的にも手が出しやすいし、タフなので気兼ねなく着用できるのがいいですね。ただ、スニーカーとなるとそうはいかず、球数自体本当に少ないし、その結果、価格も気軽に買える値段ではないと思います。一方で数が少ない分、実店舗にいって探すのはもちろん、フリマサイトや国内外のオークションサイトをチェックするといったように、掘り甲斐があります。靴自体についても復刻の技術が素晴らしくて、忠実に再現されています。それが当時の価格に近い値段で、さらに言えば自分のサイズで買えるというのは、幸せなことだと思います。90年代は僕が生まれた年ですが、80年代なんて生まれてすらいません(笑)。その時の服を着たりスニーカーを履くというのは、なんとも不思議な感覚です。

あの頃の定番スニーカー・プーマ『ラルフサンプソン』とは

高身長とスピード感のあるプレーで人気のバスケットボール界のレジェンド、ラルフ・サンプソン(Ralph Sampson)のシグネチャーモデル。今もなお、新作モデルやコラボデザインがリリースされており、ABC-MART限定モデル・ラルフサンプソン LO MIJ<RALPH SAMPSON LO MIJ>も去年リリースされました。

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