【街に馴染むあの頃の定番スニーカー】絶妙な履き心地とカラーバリエーション・ヴァンズ『オールドスクール』
例えば、1990年代ごろの、その昔。僕たち私たちを魅了してやまなかった、あのブランドのあのモデルのスニーカー。カッコよくって光輝いていて、手に入れるために必死に頑張ったっけ。
……と、エモな思い出が蘇ってくる世代も、当時はまだ幼かった若者世代も。
あの頃のスニーカーには、どこか特別な意味がある。だから今もなお愛され、リバイバルするのだろう。
本特集では、そんなスニーカーを愛用している、“kicksラバー”にインタビュー。愛してやまない“あのモデル”について、たっぷりと話を聞きました。
あの頃の定番スニーカー・ヴァンズ『オールドスクール』の魅力
今回話を聞いたのは、『ヴァンズ(VANS)』オールドスクール<OLD SKOOL>を愛用している@_unclejs_さん。
――生活においてスニーカーとどのようにかかわっていますか?
45歳、社内通訳・翻訳をしています。
80年代をアメリカで育ち、社会人としても長年仕事でアメリカにて生活していました。自分らしくいるために、履き続けています。
――購入した理由やキッカケは?
80年後半あたりに、スケートボード・BMXの雑誌を見て、また実際に履いてスケートボードやBMXに乗っている高校生たちの姿を見て、憧れていました。その印象が色褪せることなく強く残っていて、今も履いています。
――お気に入りのポイントは?
基本的に何にでも合うところ。色んなスニーカーを履いて来ましたが、一周回って戻ってくる絶妙な履き心地とカラーバリエーションが楽しいです。
――履く際のコーディネートやスタイリングでこだわっていることは?
ミリタリーパンツやジーンズを履くことが多く、Tシャツもしくはキャップにスニーカーのカラーが入っていること。
――kicksラバーになったキッカケは?
80年代はスニーカー含め様々なカルチャーにおいて、今となってはクラシックとされているものが量産された時代で、それをリアルタイムで体感した子供の頃の思い出そのものです。そのスニーカーを履くことでその当時を思い出させてくれるような、またそれを今でも履き続けることで新たな思い出が加わる、自分らしくいさせてくれる大切なアイテム。スニーカーは流行りではなく、個人的なストーリーとして楽しんでいます。
――あなたにとってスニーカーとは?
思い出を振り返ったり、これからの思い出を残すための写真のアルバムのような存在です。
――90年代のファッションやスニーカーへの思いを教えてください
当時のモデルは今でも人気が高く、それぞれのスニーカーができた裏話も交えて拡がっていって欲しいと思います。またファッションにおいても流行りはループして繰り返され、それらをミックスして楽しんでいきたいです。
あの頃の定番スニーカー・ヴァンズ『オールドスクール』とは
スケート・ストリートカルチャーをリードするスニーカーブランド『ヴァンズ』の代表的なモデル。スニーカーラバーなら誰しもが1足以上は所有、特段そうでなくともその履きやすさと合わせやすさから愛用しているという人も多い、あまりにも有名すぎる逸品。デビューは、1977年。創業者のポール・ヴァン・ドーレンによるランダムなスケッチからデザインされ、ヴァンズのアイコンでもあるシグネチャーラインがはじめて採用されました。デビューも多くのスケーターたちの支持を受け、スケートボードで磨耗しやすいパーツに補強を入れたりとモデルチェンジを重ね、アップデートし続けています。