未経験こそ“サバイバルゲーム”にハマる! 気になる装備は何が必要?
エアソフトガンとBB弾を使って撃ち合う競技『サバイバルゲーム』が話題になっています。都心からスムーズにアクセスできる屋内外のフィールドが次々と誕生し、ゲームのルールやマナーもしっかりと整備され、未経験者でも気軽に参加できる環境になりました。今や『サバゲー』は、年齢、性別、経験を問わない“誰もが子どものように楽しめるアウトドアスポーツ”なのです。
知っていそうで知らないサバゲーの世界
サバゲーは戦争を模した競技です。2チームに分かれて相手陣地にある旗を獲得する『フラッグ戦』や、敵チームを全滅させる『殲滅(せんめつ)戦』、一定時間自陣の砦を守る『砦戦』、演技力で味方を欺く『スパイ戦』、要人を敵の脅威から護衛する『大統領戦』など、様々な種類のゲームがあります。
やみくもにエアガンで撃ち合うだけではありません。ミッション、優先順位、自身の役割。ゲーム毎にそれらをチームで遂行していきます。頭を使った戦術が勝利の鍵であり、サバゲー最大の魅力でもあります。
未経験者の参加ハードルが低いのもポイント。どこのフィールドも服装から武器までレンタルしているので、手ぶら参加もOKです。ゲーム開始前には未経験者講習も行われ、銃の取り扱いやルールなどを教えてくれます。
今回は「以前から興味はあったけれど、何も分からなくて二の足を踏んでいた」というサバゲー未経験者の30代男性、Tさんが初参戦しました。
実際にサバゲーに挑戦してみた!
戦場は埼玉県所沢市、西武遊園地内にあるアウトドアフィールド『TAFZONE』。起伏の激しい森林エリアや緊迫感溢れる市街地エリアなどがあり、未経験者から上級者まで幅広く楽しめます。
Tさんの持ち物はタオルと飲み物、動きやすい靴のみ。他はレンタルできるので、たったこれだけでOKです。
まずは講習。主にエアガンの正しい構え方や、安全な発射方法、フィールド内外でのルールを教えてもらいます。
準備完了。いざ、戦場。その前に、道具のご紹介をしましょう。
・Head=ブーニーハット
360度つばが付いた軍用帽子。頭のシルエットを曖昧に見せるので、草木に隠れる時の迷彩効果がアップします。
・Eye=タクティカルゴーグル
フィールドに入場する際、ゴーグル着用は必須です。衝撃に強いサバゲー用のもので目を保護しましょう。
・Boby=マルチカム迷彩服
多くの人が着用している迷彩服。動き安く汚れてもよい服装なら何でもOK。ゲームキャラなどのコスプレを楽しむ人もいます。
・Weapon=H&K G3SAS
コンパクトな電動ガンです。軽くて動きやすい機動性と最大500連射の火力を誇る、未経験者にオススメの銃です。
・Shoes=『 DANNER(ダナー)』
初心者から上級者まで幅広く愛用されているゴアテックスブーツ。ハードな環境を走り回るので、シューズ選びは重要。
本日の参加者は10人。5人1チームとなってスリーフラッグ戦を行います。互いの陣地と中央にある計3本の旗を、全て自軍の色で立てた方が勝ちになるゲームです。敵に見つからないよう、中腰姿勢で素早く移動。いつ敵と遭遇するか分からない緊張感があります。
“パシュッパシュッ”、“カンカン”。突然の銃声とバリケードに着弾音。敵に見つかり攻撃を受けました。サバゲーは体の一部や装備にBB弾が当たったら終了です。自己申告で「ヒット」と大きな声でコールします。最初のゲーム、Tさんは開始10分ほどで見えない敵に撃たれてしまいました。
未経験者が最初に覚えるべきは『索敵(さくてき)』。いかに見つかる前に敵を見つけるかです。視野を広くし、風景を覚えます。自分だったらどこに身を隠すかを考えて探すのがコツです。
さて、それを踏まえて第2戦。バリケード間を移動する敵の姿が見えました。距離は約20m。精度の良い電動ガンは3~40mほどの距離を正確に打ち抜くことが可能です。息を整えトリガーを引くと、真っ直ぐ狙ったところに飛んで行きました。「ヒット!」。なんと、未経験者ながら2戦目で敵撃退です。
コツをつかんだTさん。今度はチームで作戦を立てて行動します。ツーマンセルで二手に分かれて敵を挟み撃ち。Tさんは塹壕に身を隠しながら回り込みます。森林エリアで1人の敵と遭遇しましたが、2対1の数的優位を作っていたので殲滅に成功。そのまま進行し、敵陣地のフラッグを獲得したのです。ゲーム終了。勝利に貢献したTさんは仲間とハイタッチ。
サバゲーで役立ったアイテムの振り返り
午前に始まったゲームは休憩や昼食を挟みながら、夕方に終了します。心地よい疲労感の中で、戦況の分析や感想を話し合うのがまた楽しい。TAFZONEのようなアウトドアフィールドで活躍したアイテムは、軽くて高性能な電動ガンG3SASと、どのエリアもタフに動けたダナーのシューズでした。
30度を超す天候にも関わらず「足元は全然暑くなかった」とTさん。階段や砂利、急斜面もガンガン攻めていくことができました。ミリタリー仕様なので、迷彩服との相性もバッチリ。ファッションから楽しんで、映画の主人公になりきることができる所もサバゲーの魅力です。
「自分の銃が欲しくなっちゃったな」。また一人、サバイバルゲーマーが誕生しました。
INFO / 取材協力:サバイバルゲームフィールド TAFZONE
公式サイト
オススメのシューズはこちら!
さらにハイスペックモデルをお探しの方はこちらがオススメ!
ダナー・コンバットハイカーとは?
2009年、アフガニスタンに派兵された米軍の山岳部隊のために共同開発されたモデル。
2012年にはOUTSIDE GEAR OF THE YEAR を受賞し、トレッキングやアウトドアレクリエーションのフィールドでも履きやすさが実証された。
防水・透湿性のGORE-TEX®ブーティーを内蔵し、悪路にも対応するVIBRAM®ビフィダソールを使用、取り外し可能なインソールが付属。ダナーのシグネチャーともいえるレーストゥートゥーのデザインはつま先までのフィット感を実現。