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沖縄の海を見ながら走る『エコアイランド宮古島マラソン』は暑かった……

2018.12.03

2018年11月4日(日)、沖縄県宮古島市で『第9回エコアイランド宮古島マラソン』が開催されました。4月の全日本トライアスロン宮古島大会が有名な宮古島では最大の参加者数を誇るスポーツイベントです。今回は晴天にも恵まれて、最高のフルマラソンとなりました。その様子をレポートします。

最高の宮古ブルー日和!

沖縄本島と与那国島の中間に位置する宮古島市は、羽田から直行便で3時間20分ほど。『宮古ブルー』と呼ばれる海の美しさと安らぎを求めて、沖縄本島の人でさえも宮古の地にやってきます。今年で9回目のエコアイランド宮古島マラソンは過去最高の2460名がエントリー。そのうちの39%が宮古島市の地元ランナーで、地元の人からも島外の人からも人気の大会です。

沖縄の海を見ながら走る『エコアイランド宮古島マラソン』は暑かった……

この大会では10kmとハーフマラソンとマラソン の3種目が開催され、現在では3種目ともに宮古島と伊良部島を繋ぐ、全長3540mの伊良部大橋を走ります。この大会の目玉は何といっても宮古ブルーの海が眺められる伊良部大橋を走れること。前日までの雨とは打って変わって、この日の伊良部大橋は晴れ間が見られました。

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10kmとハーフマラソンとマラソンの3種目全てがこの伊良部大橋を走るということもあり、多くのランナーが橋の上を走る姿が印象的でした。見渡す限りの宮古ブルーの美しさ。私もそうですが、この大会を走った多くのランナーにとっても思い出のレースとなったことでしょう。

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宮古ブルーの海に見とれていると『リアルまもる君』が横切りました。リアルまもる君は2018年から宮古島親善大使に就任し、スポーツアイランド宮古島をPRしている沖縄で有名なランナーです。この大会を盛り上げるリアルまもる君と一緒に走ることで、楽しさも倍増します。

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伊良部大橋を渡ると伊良部島の入り口に、リアルまもる君の元となった『宮古島まもる君』が姿をみせます。このまもる君は、交通安全を促す警察官型人形として、1996年に宮古島市の交通事故多発地点を中心に19体設置されました。今ではリアルまもる君とともに宮古島のイメージキャラクターに定着しています。

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宮古ブルーの海の美しさとリアルまもる君との交流を経て、レースは後半に向かいます。

ゴールだけじゃない達成感のあるエコアイランド宮古島マラソン

この日の最高気温は29度と、11月とは思えないほどの厳しいコンディション。島外のランナーであれば、30度近い気候でフルマラソンを走る機会はあまりありません。しかし、宮古島の人は「これぞ宮古島らしい気候!」と胸を張ります。この厳しい暑さで参加者たちの完走を後押しするのは、地元の学生を中心としたエイドのボランティアです。

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スポーツドリンクやコーラなどの給水には、ほぼ全てのコップに氷が入っています。レースの後半では「水浴びしてください!」と冷水を思う存分にかけてもらえます。彼らのキビキビとした声かけからは「少しでも多くの人に宮古島の良さを感じてもらいたい」というホスピタリティが感じられます。

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伊良部大橋を往復してからは単調な道のりとなりますが、エイドの後押しを経てフルマラソンの後半部分を一歩一歩進んでいきます。そうとはいっても、厳しい暑さに足は進まず「マラソンではなくハーフにすればよかったな……」と後悔。しかしその後、そんなことを考えていたことすら忘れるような達成感を感じることとなります。

沖縄の海を見ながら走る『エコアイランド宮古島マラソン』は暑かった……

27km過ぎの来間大橋の折り返し地点から見える、北側の海はこの通りのエメラルドグリーン。こんな美しい海はマラソン中では、なかなか出会うことがありません。「ここまで一生懸命走ってきて、この美しい海と出会えた」という何物にも変えられない達成感を感じることができました。

沖縄の海を見ながら走る『エコアイランド宮古島マラソン』は暑かった……

来間大橋からゴールまでの道のりも長い道のりでしたが、厳しい暑さのなか、なんとか6時間20分かけてマラソンを完走。宮古島の海の美しさだけでなく、地元のボランティア、沿道の声援、そしてリアルまもる君との交流など、多くの宮古島の人々の優しさに触れることのできた素晴らしい42.195kmでした。

沖縄の海を見ながら走る『エコアイランド宮古島マラソン』は暑かった……

ゴール後は、疲れた体に嬉しい宮古そばが無料で食べられます。また、レース後の後夜祭でも高い満足感を得られました。走り終えた時は疲労困憊でしたが、少し時間が経つと「またこの大会を走りたい!」という気持ちになるエコアイランド宮古島マラソンは、一生に一度は走るべき! そんな大会です。

エコアイランド宮古島マラソンをふり返って

沖縄の大会は沖縄県外からの参加者が多く、その大半が観光目的であることが本州の大会との違い。また、全体的におもてなしのクオリティが高く、前夜祭や後夜祭が開催される大会も多くあります。今回のように宮古島に来たなら、ぜひ、レースだけでなく、美味しい食事や美しいビーチを堪能しましょう。東洋一の美しさと言われている与那覇前浜ビーチや、ホテルが多くある平良の街から気軽に走っていける砂山ビーチ、パイナガマビーチがオススメです。その他、伊良部島、来間島にも素晴らしいビーチがいくつかあり、レース翌日のリフレッシュには最適と言えるでしょう。

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