30〜40代の今っぽくキマるスーツ+ビジネスシューズの着こなし。メンズ専門スタイリスト・大山旬がレクチャー!
スタイリストの夢の始まりは、オシャレが苦手ないとこのコーディネート
最後に、スーツの着こなしのポイントをレクチャーしてもらった大山さんに、スタイリストを志したきっかけや、一般の方をコーディネートする際のポイントなどを伺った。
──大山さんがスタイリストになったのは何歳のときですか?
今から10年前の27歳のときに独立しました。ただスタイリストの経験はまったく無くて、この職種を選んだきっかけは大学4年生のときにあったんです。僕のいとこがファッションに無頓着だったんですが、その彼が高校から大学に上がるときに「着る服がないから選んでほしい」ということで、彼の母親からお金をもらって僕が彼の服をコーディネートしました。それがすごく楽しくて、いつかこういうことを仕事にできたらいいなと、頭の片隅にはあったんですね。
──今のお仕事に繋がるすごくいいエピソードですね。
ありがとうございます。スタイリストはメディア系のイメージが強いと思いますし、雑誌の中などで活躍されている人が多いんですけど、僕は経営者や一般の方のコーディネートがメインです。ファッションを苦手な人に興味を持ってもらうっていうのが、僕には性に合っているんですね。一般の方、特にファッションに苦手意識がある人へレクチャーする場合のポイントは、ジャンプ率を高くしないこと。その方の今のスタイルを見た上で、無理せず一歩一歩登っていく。しっかり人柄を見ながら、その人にあった正解を提案することを心掛けています。
幅広いスタイルにマッチするビジネスシューズラインナップ
【G.C.MORELLI】 ジャンカルロ・モレリ
イタリアンクラシコをベースに、レザーに巧みなアンティーク加工を施したイタリアン正統スタイルのジャンカル・ロモレリ。高級感がありつつも飽きのこないすっきりとしたラウンドラストで、華美な装飾が施されていない分、幅広いスタイルに合わせやすい1足です。
【G.C.MORELLI】 ジャンカルロ・モレリ LOAFER GM01500 NERO
カジュアル過ぎない大人なファッションを楽しむことができるラウンドラストのローファータイプ。アッパーには艶やかなガラスレザーを使用するとともに、ライニングとフットベッドは吸汗性の高いカウレザー仕様となっていることで高級感を醸し出しています。
【G.C.MORELLI】 ジャンカルロ・モレリ VAMP GM01501 EBONY
モカ縫いが特徴のヴァンプは、往年のモデルにイタリアンテイストが加わり、ドレッシーなコーデを演出します。こちらもアッパーはガラスレザー、ライニングとフットベッドは吸汗性の高いカウレザー。セミマッケイ製法のアウトソールは返りの良さが特徴です。
どこかスーツには流行がないようなイメージを持ちがちですが、実はデザインも素材も定期的に変わっているため、定期的にスーツは買い替えて流行を取り入れることも大切です。ただ今は3シーズンと呼ばれる「夏以外はこれで大丈夫ですよ!」というスーツもたくさん出ているので、そういう楽な考え方でまずスタートするのもいいかもしれません。今回の大山さんのレクチャーを参考にして、あなたらしいスーツの着こなしにチャレンジしてみてください。
text by ラスカル(NaNo.works)
photo by Kohichi Ogasahara