アーティスト・Gregorにファッショントレンドを習う! 【ティンバーランド編】
おしゃれ業界の人々にレザーシューズの履きこなしや他アイテムとの合わせかたを伝授してもらうこの企画。今回は、Y2Kファッションの流行で最近ブーム再熱中の『ティンバーランド(Timberland)』のシューズをフィーチャー。都内で音楽活動を行うGregorこと源田伸一郎さん(@gregor__gg)に、<3アイレット クラシック ラグソール>を使ったスタイリングとZ世代のファッション観について教えてもらいました!
音楽ユニットTHE VISONのトラックメイカーとして活動する傍ら、都内のクラフトビール専門店に勤務する源田さん。ドイツ・ベルリンで過ごした2年間のなかで触れてきた海外の暮らしやカルチャーが自身のスタイルに大きな影響を与えてくれたといいます。
「自分の好きなもの」を基準としたスタイルへのこだわり
━━ティンバーランドといえば音楽との関わりが深いブランド。自身も音楽活動をされている視点を踏まえて、まずはブランドの印象から教えてください。
ティンバーランドといえば、やっぱりイエローブーツ。90年代のヒップホップを連想します。10代のころ、ラッパーのNasやChris BrownがMVで履いているのを観て「カッコいいなあ」と思っていました。最近だといろんなカラーも出ているし、ジャンルにとらわれない自由な履きこなしが出来るアイテムのイメージですが、学生の頃はあまりにアイコニックすぎて実際に履くとなるとちょっと気恥ずかしさもあったりして(笑)。どれだけ新しいカルチャーが生まれても、20周ごとにまわるトレンドの中に絶対入っているアイテムだと思います。
━━まさに今、2000年代ファッションのリバイバルでティンバーランドの人気も再熱していますよね。源田さんは、ファッションに対してどんなこだわりを持っていますか?
こだわりと言えるかはわからないですけど、僕自身トレンドを意識するようなことはあまりなくて、それよりコンセプトやストーリーのあるものに惹かれます。周りの友人たちもそれぞれが自分の好きなカルチャーがあって、そこに関連したモノ選びをしている気がしますね。自分に似合うモノならなんでもオッケーという感覚だから、メンズもウィメンズも関係ありません。僕が普段よく使っているバッグはウィメンズアイテムだし、女性向けのアイテムを上手く使っている友人もいます。「自分の好きなもの」が基準だから、ジャンルやジェンダーの垣根はなくなってきている感じはあると思います。
肩肘張らずに履けるレザーシューズ「3アイレット クラシック ラグソール」
━━先ほどの「イエローブーツの自由な履きこなし」という話とも繋がりますね。今回着用していただいた3アイレット クラシック ラグソールは、イエローブーツと並んで名作と称されるモデルのひとつ。実際に履いてみた感想と合わせ方のポイントを教えてください。
思っていた以上に履きやすいというのが第一印象。普段スニーカーを履くことが多ので、レザーシューズ=長い時間履くと疲れちゃうって思っていたんですが、足回りのクッションとインソールがすごく柔らかくてビックリしました。ローファーっぽいデザインと全体がバランスよく見えるアウトソールの厚さもいいですよね。今日は、古着のTシャツとソックスが見える丈のパンツを合わせてデイリーに履いてみたんですけど、たとえば短パン&オーバーサイズのスウェットとかに合わせても良さそう。女の子が履いても絶対可愛いだろうなって思います。「この靴、どこの?」「ティンバーだよ」くらいのテンションもいいですよね。
━━スニーカー派の人でも親しみやすいバランス感ですよね。
普段お店に立つ時は汚れてもいいようなスニーカーを履くことが多いんですけど、こういうレザーのシューズって、どんな服を着ていてもキマるじゃないですか。ベルリンに住んでいたころ、ロンドンにちょっと遊びに行ったんですけど、めちゃくちゃラフな服装の人もいるのに足元だけは革靴でビシッとしている人が多いんです。彼らにとってはそれが普通なんですけど、それがライフスタイルとして確立されている感じがすごくいいなあと思って。そういうところからレザーに対する憧れみたいなものはあったので<3アイレット クラシック ラグソール>みたいに肩肘張らずに履けるレザーシューズは1足あるとすごくいいなって思います。
どんなスタイルにも合わせやすいティンバーランドの名作
<着用アイテム>Timberland 3アイレット クラシック ラグソール
『ティンバーランド』のベーシックであり逸品とも称される<3アイレット クラシック ラグソール>。クラフトマンシップをふんだんに盛り込んだ、手縫いで仕上げたティンバーランドの伝統的なモカシンシューズ。かかとがやや浅めなシューズですが、360°のレースシステムが全体のフィット感を実現。
左:ブリッジトン レザー オックス 右:ベーシック オックス ウォータープルーフ
その名のとおり流行りに左右されることなく、長年にわたり愛されてきたブランドを象徴する3アイレット クラシック ラグソール。他には<ベーシック オックス ウォータープルーフ>や<ブリッジトン レザー オックス>もティンバーランドの人気商品として親しまれています。源田さんからは、Timberland 3アイレット クラシック ラグソールの魅力を20代のリアルな視点で聞くことが出来ました。ぜひコーディネートの参考にしてみてくださいね!
INFO/Mikkeller Tokyo
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text by 野中ミサキ(NaNo.works)
Photo by 高見知香