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【街に馴染むあの頃の定番スニーカー】始まりの一足・ジョーダンブランド『エアジョーダン』

2024.04.26

例えば、1990年代ごろの、その昔。僕たち私たちを魅了してやまなかった、あのブランドのあのモデルのスニーカー。カッコよくって光輝いていて、手に入れるために必死に頑張ったっけ。

……と、エモな思い出が蘇ってくる世代も、当時はまだ幼かった若者世代も。

あの頃のスニーカーには、どこか特別な意味がある。だから今もなお愛され、リバイバルするのだろう。

本特集では、そんなスニーカーを愛用している、“kicksラバー”にインタビュー。愛してやまない“あのモデル”について、たっぷりと話を聞きました。

あの頃の定番スニーカー・ジョーダンブランド『エアジョーダン』の魅力

今回話を聞いたのは、『ジョーダンブランド(JORDAN BRAND)エアジョーダン<AIR JORDAN>を愛用している@takahiro_imacさん。

――生活においてスニーカーとどのようにかかわっていますか?

200足以上のスニーカーに囲まれた生活をする関東近郊の会社員です。
通勤時の服装は比較的自由なので、毎日履いていますし、休日はコレクションの鑑賞やメンテナンスをして過ごすことが多いですね。

今回は『AIR JORDAN』について語りますが、NIKEの『AIR MAX』や90年代バッシュ、最近ではNew Balanceなど、メーカーや用途にこだわらずに履くようにしています。

――購入した理由やキッカケは?

90年代から復刻が始まったJORDANですが、ナンバリングモデルが14年以降、比較的オリジナルに近い形で増えてきたのがキッカケですね。

実は2000年に発売された『AIR JORDAN11 SPACEJAM』を最後に買うのを控えてました。90年後半に『AIR JORDAN 4』などの復刻を買ってきましたが、2000年代以降、ヒール部の「NIKE」ロゴが「JUMPMAN」になっているなど、オリジナルと離れたディティールが増えていったのがあまり良く思えなくて。魅力的なカラーも多かったので何度も購入を悩みましたが……。

そのため2014年頃から、1から11のナンバリングのオリジナル準拠を購入していたのですが、こうしたモデルはハイカットの赤基調が多く、コーデの幅が狭くなってしまいます。ジョーダン好きとは言ってもやっぱりファッションの一環として取り入れていきたいので、最近は取り入れやすいカラーであれば、オリジナル準拠でなくても選ぶようになりました。

【街に馴染むあの頃の定番スニーカー】始まりの一足・ジョーダンブランド『エアジョーダン』

――お気に入りのポイントは?

今回は1、4、5を選びました。
1足目は『AIR JORDAN 1 85』。「BRED」をオマージュしたカラーです。配色はオリジナルとは違いますが、シルエットは85年モデルを忠実に再現した一足です。94年製の黒赤を所有していたこともあり、一番のお気に入りです。

【街に馴染むあの頃の定番スニーカー】始まりの一足・ジョーダンブランド『エアジョーダン』

2足目は『AIR JORDAN 4』。2006年に発売された「LIGHTNING」の復刻モデルです。06年当時、国内販売がなくファンの中では待望の復刻でした。派手なカラーですが、素材感が良いので悪目立ちしない一足です。

【街に馴染むあの頃の定番スニーカー】始まりの一足・ジョーダンブランド『エアジョーダン』

3足目は『AIR JORDAN 5』。国内では『SLAM DUNK』の流川楓モデルとして知られています。昨年、映画が公開されたこともあり再注目されたモデルです。
劇場公開初日にこれを履いていきました。連載当時、これを履くことになると過去の自分に教えてあげたい、そんな思い入れのある一足です。

【街に馴染むあの頃の定番スニーカー】始まりの一足・ジョーダンブランド『エアジョーダン』

――履く際のコーディネートやスタイリングでこだわっていることは?

JORDANはカラーリングやデザインに特徴的なものが多いので、悪目立ちには気をつけています。
色相環と色合わせは必須ですが、あまりにバチバチになりすぎても肩が凝るだけなので、紺と黄色の間に白を挟むなどの抜けを作るようにしています。

【街に馴染むあの頃の定番スニーカー】始まりの一足・ジョーダンブランド『エアジョーダン』

――kicksラバーになったキッカケは?

学生時代が80年代後半から90年代だったこともあり、「NBA」、「SLAM DUNK」、「AIR JORDAN」、「AIR MAX」、「ヴィンテージ古着」といったブームを目にした世代です。特に古着屋で、オリジナルの『AIR JORDAN 1』の存在感に圧倒されていました。そんな中で、初復刻となる94年製『AIR JORDAN 1』黒赤の発売が大きな転機となっています。
当時は、どこでも買えるものでしたが、買った当初は毎日のように磨いていたのが良い思い出ですね。

これだけは「始まりの一足」として手放せずにいます。

――あなたにとってスニーカーとは?

相棒です。
毎日違うスニーカーを履いていますが、今日という日は、今日しかありません。今日の相棒を決める早朝が一番大事かなと。

【街に馴染むあの頃の定番スニーカー】始まりの一足・ジョーダンブランド『エアジョーダン』

――90年代のファッションやスニーカーへの思いを教えてください

90年代を過ごしてきた世代としては「今」のブームは、懐かしさを感じつつも新しさを上手く融合できているんじゃないかなと思います。ディティールは90年代、シルエットは現代。そんな印象ですね。

90年代中盤に70年代リバイバルがありましたが、僕たちの親世代から「懐かしいが何か違う」と言われていたのを思い出します。その70年代が再注目されていますが、どうやって「今」と融合していくのか楽しみですね。

あの頃の定番スニーカー・ジョーダンブランド『エアジョーダン』とは

1985年に発売されたマイケル・ジョーダン氏のためにつくられたバスケットボールシューズ。当時では画期的であったソールにエアクッション技術を採用。赤、白、黒を用いた斬新なカラーリングでも注目を集めました。初期モデルをエアジョーダン1とし発売以降はシリーズ化され、発売から30年以上経過した今でも新作から復刻版など続々と登場。2024年現在ではエアジョーダン38まで登場しています。エアジョーダンの象徴ともいえる、ジョーダンがワンハンドダンクするシルエットの「Jumpman(ジャンプマン)」ロゴは、エアジョーダン3で初登場しました。

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