スペリー『オーセンティック オリジナル』の物語【スペリー担当者がデッキシューズを語る】
シューズの数だけ物語がある。また、そのシューズを履く人のこだわりが加わると、さらに物語は奥行きあるものになります。
普段から多くのシューズに触れているABCマートの担当者に、お気に入りのシューズについて聞くと、思いがけないエピソードがこぼれてきました。珠玉のシューズ、今回は『スペリー(SPERRY)』のオーセンティック オリジナル 85th<A/O 2-EYE 85TH>です。
今回は、株式会社エービーシー・マートの三重野雄介さんが、世に初めてデッキシューズを生み出した1935年から、今年で85周年を迎えるスペリーのアニバーサリーモデルについて語ってくれました。
株式会社エービーシー・マート
三重野雄介さん
歴史と伝統の重みを感じるスペリーの一足
――『オーセンティック オリジナル 85th』は、どんなシューズですか?
アメリカを代表する文化と共に歩んできたデッキシューズを生み出したスペリーは、2020年で生誕85周年という節目を迎えます。これを記念して、アニバーサリーモデルとして登場したのが、オーセンティック オリジナル 85thになります。
昔ながらのクラシカルなスタイルに、85thのロゴをあしらうことで、その歴史と伝統の重みがひしひしと伝わってくる1足だと思います。オルソライトインソール採用で足当たりも良く、ラテックスアウトソールによりグリップ性、柔軟性、クッション性が向上。もちろん、ブランドの代名詞とも言えるスペリーソールも採用しています。
愛犬の肉球からヒントを得て開発された『スペリーソール』
――2020年で85周年を迎えるスペリーの歴史について教えてください。
スペリーは、1935年に世界初のデッキシューズを世に生み出し、ボート(デッキ)シューズブランドとしての歴史をスタートさせました。日本では『トップサイダー』として認知されている方が多いかもしれませんが、正式名称は『スペリー』です。
ブランド誕生のきっかけとなったのが、創設者であるポール・スペリーが、彼の愛犬プリンスの肉球からヒントを得て開発した通称『スペリーソール』という靴底です。プリンスが凍った雪道を滑らずに走り回っている姿にふと気き、その足の裏をよく見ると、いくつもの小さな隙間と溝が四方八方へと広がっていたのです。
船乗りでもあったスペリーが開発した革新的な靴底は、船のデッキの上でも滑らないと当時の人々に衝撃を与えました。その性能は、アメリカ海軍のオフィシャルシューズとして認定されるほど。ポール・スペリーがデッキシューズを開発してから今まで、スペリーは海をこよなく愛する人々に支持され続けています。
春夏シーズンに最適なファッションアイコン
――『オーセンティック オリジナル 85th』のオススメコメントをお願いします!
春から夏にかけての定番シューズとして、個人的にも愛用させて頂いているスペリーの記念すべきアニバーサリーモデルなので、思い入れは強いです。サンダルのように気軽に履けて、サンダルよりもおしゃれを演出できる、非常に便利なアイテムであるデッキシューズは、春夏のファッションアイコンとしてご認識頂いている方も多いかもしれませんね。是非、この記念すべき年にスペリーの歴史と伝統を感じながらご愛用ください!