【街に馴染むあの頃の定番スニーカー】派手でダッドでナイスなkicks・アディダス『ファルコン』
例えば、1990年代ごろの、その昔。僕たち私たちを魅了してやまなかった、あのブランドのあのモデルのスニーカー。カッコよくって光輝いていて、手に入れるために必死に頑張ったっけ。
……と、エモな思い出が蘇ってくる世代も、当時はまだ幼かった若者世代も。
あの頃のスニーカーには、どこか特別な意味がある。だから今もなお愛され、リバイバルするのだろう。
本特集では、そんなスニーカーを愛用している、“kicksラバー”にインタビュー。愛してやまない“あのモデル”について、たっぷりと話を聞きました。
あの頃の定番スニーカー・アディダス『ファルコン』の魅力
今回話を聞いたのは、『アディダス(adidas)』ファルコン<FALCON>を愛用している@pogero20さん。
――購入した理由やキッカケは?
3年ほど前に購入したのですが、そのときの気分が「パンチの効いた一足が欲しいな」という感じでした。普段からブランドにこだわってというより、ときめいたものを買うことが多いです。昔からサッカーをしていたのでアディダスはすごく馴染みがあるブランドだったし、配色、形ともにドストライクでした。見つけた瞬間、これだ!と思って即購入しました。
――お気に入りのポイントは?
こいつ一足で、主役になれる圧倒的な存在感です。ハラコ素材の豹柄、ゼブラ柄。そしてブルーのボディ。派手でパンチが効いているけれど、まとまりがあるナイスなkicksです。
――履く際のコーディネートやスタイリングでこだわっていることは?
色味をケンカさせないことを意識しています。上下モノトーンで主役にするのもいいですが、自分の中ではブルーやベージュなどのパンツに合わせるのが好きです。存在感のあるデザインでいて、デニムやコーデュロイ、スラックス、意外と何にでも合って履きやすいです!
――kicksラバーになったキッカケは?
もともとファッションに興味があったわけではなく、高校生のころはほとんどジャージにサンダルで過ごしていました。就職で上京してから原宿に行くようになり、「ファッションって自由なんだな」と肌で感じたのを覚えています。オシャレは足元からという言葉がありますが、当時そんなに靴を持っていなかったので、何にでも合わせやすいガシガシ履ける白のエアフォースワンを買いました。そこからいろいろなスニーカーを集めはじめたので、今思えばそのエアフォースワンがkicksラバーの入口でしたね。
――あなたにとってスニーカーとは?
モチベーションです! 嫌なことがあっても、足元を見ると自然と頑張ろうと思えます。街を歩いているとき、ついついガラスなどに反射した自分の足元を見てしまいます。今度はあのパンツに合わせてみよう、あの靴下履いたらかわいいかな……と考えると、ワクワクしますね!
――90年代のファッションやスニーカーへの思いを教えてください
90年代の古着のトレーナーをよく着ます。身幅は広いけれど丈はそんなに長くなくてぼてっとしてるのがかわいくて好きです。またファルコンもそうなのですが、ダッドシューズが流行ったということもあり、全体的にスタイリッシュすぎなくてそっちの方が好きだしオシャレだなと思います。
あの頃の定番スニーカー・アディダス『ファルコン』とは
90年代に発売したアディダス ファルコン ドルフ<FALCON Dorf>に現代のトレンドをミックスさせてアレンジした、丸みのあるダッドスニーカ風のデザインが特徴。ぽってりとしたつま先は、どこか懐かしくもありつつ今っぽさ満点。ボリューミな見た目ながらも、最新のEVAミッドソールを搭載しているため軽々な履き心地。メッシュライニングを採用しているため通気性も抜群です。