パトリック『リバプール・クープ』の物語【パトリック担当者がスニーカーを語る】
スニーカーの数だけ物語がある。また、そのスニーカーを履く人のこだわりが加わると、さらに物語は奥行きあるものになります。
普段から多くのスニーカーに触れている各メーカーの担当者に、お気に入りのスニーカーを聞くと、思いがけないエピソードがこぼれてきました。珠玉のスニーカー、今回はフランス発のシューズブランド『パトリック(PATRICK)』のリバプール・クープ<LIVERPOOL-COUPE>です。
パトリックの80年代を代表するサッカートレーニングシューズモデルについて、カメイ・プロアクト株式会社でパトリックのPRを担当する金子さんが語ってくれました。
パトリック マーケティング室PR
金子さん
世界屈指のプレーヤーを支えた職人気質と正直さ
――『リバプール・クープ』はどんなスニーカーですか?
今回ご紹介するリバプール・クープ<LIVERPOOL-COUPE>は今季のオススメのモデルです。
1980年代、世界屈指のミッドフィルダーとして活躍した、元フランス代表サッカー選手のミシェル・プラティニ。彼がトレーニング用シューズとして履いていたモデルが「プラティニ トレーナー」と名付けられ、そこからリバプールの歴史が始まりました。当時人気選手だったプラティニとの契約は奇跡的とも言われていました。契約を決めた理由としてパトリックの職人気質と正直さ、またフランス製のシューズでプレーすることは愛国心の証だったといいます。パトリックブランドに絶大な信頼をおき、トレーニングシューズとして愛用されていたそうです。
契約終了後にそのモデルは「リバプールFC」に提供することになり、「リバプール」へとモデル名を変更。素材やソールを変えながら多数の派生モデルが誕生し、多くの方に愛される「リバプール」へと成長しました。
スポーツミックスのスタイルにマッチ
――譲れないお気に入りのポイント、オススメしたいところを教えてください。
「リバプール」のデザインが誕生してから約40年経ちますが、今新たなファッションムーブメントとして注目を集めているスポーツミックスのスタイルにマッチするところが気に入っています。
昨年、サイプール<CYPOOL>というサイクリングとリバプールを掛け合わせたモデルが発売されました。サイクリングの際にシューレースがチェーンに巻き込まれないようにとシュータンにシューレースが収納できるデザインが特徴で、とても好評でした。
デザインのレトロ感や細身のシルエットが今の時代にも受け入れられるということが、今回の「リバプール」の発売にも自信を持ってオススメすることができます。
また今回発売している「リバプール・クープ」から今までの「リバプール」シリーズを含めて、お気に入りの写真をインスタグラムに投稿すると、リバプールTシャツが当たるキャンペーンも開催中ですので、ぜひご参加ください!
コーディネートの幅が広がるモデル
――『リバプール・クープ』とのストーリーを教えてください。
サッカーのトレーニングシューズでスポーツの要素が入ったモデルなので、今までは私にとってハードルが高いスニーカーだと思っていました。そのため自分から進んでコーディネートに取り入れることはありませんでしたが、最近はリバプールが身近に感じるようになったんです。
打ち合わせや展示会でいろいろな方とリバプールのお話をしているうちに、「リバプールは太めのパンツに合わせたい」とか「ガーリーなスカートに合いそう」など、コーディネートの幅が広がるような意見を伺ったことがきっかけでした。リバプールの見え方が一気に変わり、スポーツからストリートのイメージになりました。この秋冬、まずは、シガレットパンツやワイドパンツから合わせてみようと思います!
グランドステージ銀座店2Fにて、9月25日まで今季のリバプールの世界観を表現したPOPUPを開催しています。ぜひご自身のスタイリングを楽しんでいただきたいと思います。