
スニーカーの寿命と買い替えるタイミングは? お手入れ方法も要チェック
どんなものでもいつかは壊れてしまうように、スニーカーにも寿命があります。どれだけに大切にしていても、いつかは履けなくなってしまうものです。寿命を迎えたスニーカーを履き続けると、さまざまなトラブルにつながる可能性があるため、適切なタイミングで買い替えを検討することが大切です。
この記事では、スニーカーの寿命や買い替えるタイミングの目安をご紹介します。長持ちさせるためのお手入れもご紹介するので、お気に入りの1足を長持ちさせたい人も、ぜひ参考にしてみてください。
スニーカーの寿命は?
一概にいうことはできませんが、スニーカーの寿命は一般的には約3年とされています。※
とはいえ、履く頻度や歩く・走る距離、履いた日の地面の状態、保管方法などによって、具体的な寿命は大きく左右されます。
例えば、毎日同じ靴を履くと寿命は短くなってしまい、1年から2年ほどで履けなくなることも多いようです。
※具体的な寿命の長さは環境によって変わります
スニーカーを買い替えるタイミングの目安
スニーカーを買い替えるタイミングは、見た目やソールの劣化が判断の目安になります。いつ買い替えれば良いのか悩んだ時は、次のポイントを確認してみましょう。
見た目の寿命:傷や汚れなど
スニーカーの寿命を判断する際に、最もわかりやすいのが「見た目の寿命」です。洗っても汚れが落ちない、全体的にくたびれた印象になった、アッパー部分に穴や傷があるといった状態になったら、買い替えを検討しましょう。
汚れを味として楽しめる場合もありますが、基本的には見た目が気になり始めたら、新しいスニーカーを買うタイミングだと判断することをおすすめします。
機能的な寿命:ソールの劣化や加水分解
スニーカーの寿命で重要なのが「機能的な寿命」です。見た目がきれいだとしても、スニーカーのソールが劣化していると、スニーカーの機能性や快適さが損なわれてしまいます。
スニーカーのソールは、快適に歩くための機能を備えています。
・インソール:滑り止めとしてのグリップ
・ミッドソール:足の負担を軽減するクッション
・アウトソール:歩きやすさを担保する反発性
歩いていて足が滑りやすい・疲れやすい・痛むなどの感覚を持ち始めたりしたら、ソールの劣化と考えるのが良いでしょう。
ソールが劣化する主な要因としては、スニーカーの使用頻度、履き方、歩き方などが挙げられますが、注意したいのが加水分解です。
加水分解とは、化合物が水分子と反応して起こる分解反応のことです。スニーカーの場合、ポリウレタンなどを使用したソールが空気中にある水分と反応し、ボロボロと崩れてしまいます。
加水分解はスニーカーを履いていなくても起こるため、適切な対策が必要です。
劣化したスニーカーを履き続けるリスク
寿命を迎えたスニーカーを無理に履き続けると、次のようなことが起きるリスクがあります。
・滑りやすいソールで転倒の危険が増す
・クッション性が失われ、足や膝に負担がかかる
・足裏の痛みや疲労感が増す
もちろん、見た目の印象が悪くなってしまう点も問題です。「まだ大丈夫」と思っても無理に履き続けるのは避け、違和感を持ち始めたタイミングで買い替えを検討しましょう。
寿命を迎えたスニーカーはどう捨てる?
寿命を迎えたスニーカーを処分する際に悩みやすいのが、「どうやって捨てれば良いのか」という点です。一般的なスニーカーは、基本的には燃えるゴミとして処分して問題ありません。
ただし、金属やプラスチックのパーツが付いていたり、特殊な加工が施されたりしているものは不燃ゴミとして扱われることも。
具体的なゴミ捨てのルールは、地域によって異なります。詳細については、お住まいの自治体のホームページや冊子などで確認してください。
スニーカーを長持ちさせる使い方とお手入れ方法
スニーカーの寿命を少しでも長持ちさせたい場合は、日頃からお手入れをすることに加え、使用方法・保管方法に注意しましょう。
複数のスニーカーをローテーションする
もっとも大切なのは、靴箱にしまいっぱなしにせず履いてあげること。日本は湿度が高いため、靴箱や購入時の紙製の箱に入れっぱなしにしていると、湿気が溜まって加水分解やカビが発生しやすくなってしまいます。
だからといって、毎日同じ靴を履き続けるのも劣化を進めてしまうため、注意が必要です。
靴の中を乾燥させるために、複数のスニーカーを履き回して、2~3日ほど休ませてあげることを心がけましょう。
自分の足に合ったスニーカーを選ぶ
自分の足に合ったスニーカーを選ぶことも大切です。足に合わないスニーカーだと、正しい姿勢で歩くことができません。スニーカーや足に余計な負担がかかってしまうため、サイズが合わないと感じたら買い替えを検討しましょう。
また、スニーカーのかかと部分を踏むのも、劣化が進む原因になります。サイズが合わない、面倒だからといった理由でかかとを踏むのは避け、正しい方法でスニーカーを履くこともポイントです。
使い終わったらお手入れを行う
使い終わったスニーカーは、しっかりお手入れを行いましょう。
ホコリをブラシで払ったり、クリーナーでお手入れしたりすることで、スニーカーが汚れるのを防げます。
定期的に防水・撥水スプレーをかけると、水だけでなく汚れの付着も防ぐことが可能です。靴の中に乾燥剤を入れて、湿気がたまるのを防ぐのも良いでしょう。
お手入れを終えた後は、風通しが良く直射日光に当たらない場所に保管することもポイントです。
長期保管は専用のケースに入れて保管する
高温多湿な場所にスニーカーを置いておくと、カビが生えたり、加水分解が進んだりする原因になります。特に、買った時にスニーカーが入っている箱は湿気がたまりやすく、加水分解を起こしやすいです。
長期保管する際は、汚れをしっかり落として通気性の良い場所で乾かしてから、外気の影響を受けにくいプラスチック製のシューズケースに入れておきましょう。除湿剤も一緒にケースに入れておくのがオススメです。
ケースは、換気が行いやすく湿気が少ない場所に置いて保管してください。湿気がたまりやすいベッドの下、雨や直射日光の影響を受けるベランダなどに置くのは、できるだけ避けましょう。
また、収納後は1カ月に1回を目安に、ケースから出してスニーカーを風に当てることもポイントです。
保管していたスニーカーを久しぶりに履く時は、状態を確認したうえで、陰干しして風を通しておきましょう。汚れを防ぐために、前日までに防水スプレーをかけておくと万全です。
用意しておくと便利なスニーカー用お手入れ用品
お気に入りのスニーカーを長持ちさせるには、こまめに汚れを落としたり、防水スプレーをかけ直したりすることが大切です。スニーカーのお手入れに便利な、ABC-MARTのオススメグッズをご紹介します。
BRISTLE BRUSH
スニーカークリーナーフォーム
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シャンプースティック
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シャンプーセット
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モルドクリーンシート
SHOE DRYER
CEDAR WOOD KEEPER
FRESH CARE 420ml
靴用防水スプレー 330ml
スニーカーの保管用に! オススメシューズケース
しばらく履くつもりのないスニーカーは、シューズケースに入れて保管すると、加水分解を防ぎやすくなります。お気に入りのスニーカーを長く愛用したい人は、シューズケースも用意しておきましょう。
定期的なお手入れでお気に入りの1足を長く楽しもう!
スニーカーの寿命は3年ほどとされていますが、使い方やお手入れ方法などに大きく左右されます。毎日履くのを避ける、履き終わったら汚れを落とすなど、しっかりお手入れをしていれば、より長持ちさせられる可能性もあるということです。
お気に入りのスニーカーを最後まで気持ち良く履くためにも、見た目や機能的な寿命に注意して、正しい使い方や定期的なお手入れを行いましょう。