スーツが私服の“昭和芸人”岩井ジョニ男が「走れるビジネスシューズ」で実際に走ってみた
スーツで働く人にとって、日常的に身に付けるアイテムは快適なものがいい! とりわけ通勤でたくさん歩く方、外回りが多い方にとってはシューズが重要です。そこで今回は、高機能な“走れるビジネスシューズ”企画として、『ホーキンス(HAWKINS)』のプレミアムシリーズからバージョンアップしたビジネスシューズを紹介します。そのモデルとして登場していただくのは、七三分け×黒縁メガネ×ちょびヒゲにスーツがトレードマークの芸人・岩井ジョニ男さん。 2018年に始めたインスタグラムが今やフォロワー8.6万人、そして昨年は自身初のフォトエッセー「幻の哀愁おじさん」発売と絶好調のジョニ男さんが走れるビジネスシューズを体感します!
岩井ジョニ男(お笑い芸人)
タモリさんの付き人を経て、お笑いコンビ「イワイガワ」を2003年結成。テレビやラジオを中心に活動し、近年はドラマに出演するなど活躍の幅を広げる。昭和のサラリーマンのようなスタイルがインスタで話題となり昨年フォトエッセイ「幻の哀愁おじさん」(文藝春秋)を刊行。イワイガワとして2ヶ月に1度「イワイガワのトークライブ」を新宿角座で開催している。
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スーツスタイル誕生秘話と、人気爆発中の“ジョニスタグラム”
──ジョニ男さんがスーツのスタイルに目覚めたきっかけは?
きっかけは高校生のときですね。当時の私はデヴィッド・ボウイが好きで、そのライブツアーのビデオを見てすごく感動しまして。その前からデヴィッド・ボウイは知っていましたが、山本寛斎さんがデザインしたサイケな衣装からスーツへの変貌に衝撃を受けたんです。自分の親父はサラリーマンなので、毎日スーツを着て仕事に行っていたのですが、それとのギャップもありましたね。それで僕の地元は千葉なのですが、原宿のシカゴという古着屋まで本を見ながら行ったところ、たまたま燦然と光り輝く水色のスーツを見つけたんです。3ピースで3980円、ピエール・カルダンのスーツでした。それは何年か前まで持っていたのですが、着すぎて褪せてしまったり、クリーニングに出しすぎて折り目が薄くなったりで泣く泣く処分しましたね。
──その後、芸人となってステージに立つときも最初からスーツだったのですか?
タモリさんの付き人からピンになって、そのあとにバカ王子というコンビを組んでいたのですが、そのときは漫才をしていて安いおそろいの黒のスーツを着ていました。そのバカ王子が解散したあとにイワイガワを結成するのですが、相方の希望もあってこちらはコントだったんです。コントって衣装が毎回変わるじゃないですか? それでたまたま「司会者とラッパー」というコントをやるときに僕が衣装として持っていったのが、高校生のときに買ったピエール・カルダンのスーツだったんです。そのネタがけっこうウケてそのあとにオンエアバトルとかに出たりもして、司会者シリーズみたいなのを何本か作ったんですね。
──コントのネタがきっかけでジョニ男さんのスタイルが確立されていったのですね。
はい。あるときよく来るお客さんから「ジョニ男さん、コントの司会者の格好で今度一緒に写真を撮ってもらえませんか?」と言われました。その頃、普段はカジュアルな格好をしていたのですが、コントの衣装用としてだけでなくプライベート用にもスーツは集めていたんです。
──スーツの好みはその頃からずっと変わらずですか?
そうですね。1970年代か1980年代初期のスーツが好きです。デヴィッド・ボウイは1980年代なんですけど、僕が買ったピエール・カルダンのスーツは1970年代のものだったので、そっちのシルエットの方が好きになっちゃって。それは今でも変わらないですね。
──ここ最近では2018年から始めたインスタグラムが大人気ですね。
所属事務所の浅井企画でSNSをやっていなかったのは僕だけだったんですよ。インスタグラムを始めたのも、雑誌の仕事でキンマサタカさんというカメラマンの方に「ジョニ男さんは写真映えする!」って言われたのがきっかけです。それで師岡とおるさんというイラストレーターの人も一緒に飲みながら「月に一回ぐらいやりませんか」みたいな軽いノリで始めたんですよね。
──周りの熱に乗せられて始めたら、今やフォロワー8万人超え。すごいことになってますね。
今回のことだけでなく節目節目でタモリさんの教えが僕の中にあるんです。「自分より周りの人間の情熱の方が熱いのでそっちに乗っていった方がいい」という。あと小堺(一機)さんにもこの前、「芸能界って自分のやりたいことをやろうとする。そうじゃなくて相手からやりましょうって言われるのはすごいよ」って褒められました。それは嬉しかったですね!
ジョニ男さんがホーキンスを履いて歩く!走る!ジャンプする!
ジョニ男さんが今回着用しているのは、ホーキンスが誇るビジネスライン“プレミアムシリーズ”のバージョンアップした新作から、ストレートチップがスマートな印象を与える1足。コバを狭めにしたすっきりとしたフォルム、革本来の風合いを楽しめるクリーム仕上げの表面のナチュラル感なども相まって、ビジネスから冠婚葬祭まで幅広いスーツスタイルと合うデザインとなっています。
──これまでも普段から機能的なビジネスシューズを履いていると聞きました。
僕は自分のことを、どちらかというと動きで笑いを取るタイプのアクション芸人だと思ってるんですよ。昔はビンテージの革靴を集めていましたが、ほとんどの靴が雨のときダメですし、直すとめちゃくちゃ重くなってしまう。そのときにこういう動きやすい革靴があると知って履くようになりました。あとは番組とかでスベったあとに、ずんの飯尾(和樹)さんと呑みに行くときは2人ですごい歩くんですよ。歩いてスベったことを浄化させてから呑む。スベりすぎるとレモンサワーの味がわからなくなるような状況があるんです。そういうときに重たい革靴だと歩きたくないと思っちゃう。ただこれならいつスベっても大丈夫ですね、スベり歩きOK!
<ORTHOLITE>で成型されたインソールのフィット感は長時間にわたってクッション性をキープし、その履き心地はまるでスニーカーのよう。また、射出EVA素材を採用したプレミアムソールは軽量かつクッション性に優れ、屈曲性を発揮する縦横の深い溝が快適な歩行を実現してくれます。さらに、一定の温度に保つ<OUTLAST>をライニングに使用していることで靴内空間は常に快適!
──実際にこのホーキンスを履いてみて、履き心地はいかがですか?
まずとにかく軽いですね。あとはソールが衝撃を吸収してくれるので、膝や腰に直接ダメージが来ない気がします。それに土踏まずのところのフィット感も良い。見た目はしっかりとした革靴なのに、履き心地はジョギングシューズとほとんど変わらないですね。今は動きやすいスーツもいろいろあるので、それとこのホーキンスがあればどんなロケでも行けそうです!
──今日のファッションのポイントを教えてください。
このスーツはうちの社長が唯一作ってくれたものなんですよ。社長は「そろそろ売れるぞ」っていうときに作ってくれるのですが、これに関してはキャイ〜ンの天野(ひろゆき)さんの結婚式に呼ばれた人はみんな作ってもらったんです。黒は普段あまり着ないのですが、「黒の靴に合わせて今日は!」と思って着てきました。ネクタイはABC-MARTさんの媒体ということでPOPにいきたいなと思って。メガネは愛用している岩井眼鏡店さんのもので、時計はリサイクルショップで買ったのですが、裏に生コンの会社の創立25周年みたいなことが書いてあります。
──フフフ……例えば今日のシチュエーションをジョニスタグラムに当てはめると?
普段はシチュエーションやタイトルなどもキンさんと師岡さん、あとマネージャーが考えてくれるんです。僕が考えると、どうしてもお笑い脳になってボケにいってしまうんですよね。まあ今日はいい天気だったので、「会社へ行く駅までの間、気持ち良くてつい走ってしまった」というようなイメージじゃないでしょうか。「初めてのシューズも履き心地良し!」みたいな。
──高層マンションをバックにした写真も妙なしっくり感がありましたね。
あれは自分の中ではIT社長のようなイメージ。成し遂げた人物といいますか、AERAの表紙的な。きっと最上階に住んでますよね……実際、僕は一階に住んでますけどね、高所恐怖症なので。あんな感じでインスタグラムの撮影のときも、どこか役者気分でやってます。
ジョニ男さんに体感&履きこなしてもらったホーキンスのビジネスシューズ。同シリーズではストレートチップのほかにも、ビジネスシーンにおいて幅広い世代の定番である正統派のプレーントゥー、ヒモがついていないタイプのビジネスシューズとして個性を発揮できるモンクストラップなどもラインナップしているので、あなた好みの1足をぜひお試しあれ!
春は“走れるビジネスシューズ”でアクティブに動き出そう!
「ここは欽ちゃん的な感じでいきましょうか」とジャンプし、「ここは裕次郎さん的な感じですかね」とスナップをキメてくれたジョニ男さん。 ホーキンスのビジネスシューズの機能性に満足してくれたようで、取材後は「このままゴルフへ行ってきます!」とアクティブに話していました。また、インタビューの最後には4月から働き始めるフレッシャーズたちへ、「10年頑張ったら変わってくると思います。僕は10年ぐらいでやっと自分のスタイルが見えてきました。『自分はこれ!』っていうものは何とか続けてみてください」というありがたいメッセージも。いろいろな新しいことが始まる春、“走れるビジネスシューズ”を履いてアクティブに動き出してみてください。
text by ラスカル(NaNo. Works)
photo by 大石隼土