サッカニー『ジャズ 81』の物語【サッカニー担当者がスニーカーを語る】
シューズの数だけ物語がある。また、そのシューズを履く人のこだわりが加わると、さらに物語は奥行きあるものになります。
普段から多くのシューズに触れているABCマートの担当者に、お気に入りのシューズについて聞くと、思いがけないエピソードがこぼれてきました。珠玉のシューズ、今回は『サッカニー(SAUCONY)』のジャズ81<JAZZ 81>です。
今回は、株式会社エービーシー・マートの三重野雄介さんが、誕生40周年を迎えたサッカニーのアイコニックモデルを、現代風にリメイクした一足について語ってくれました。
株式会社エービーシー・マート
三重野雄介さん
オリジナルのルックスに敬意を表し、現代風にリメイクしたサッカニー『ジャズ 81』
――『ジャズ81』は、どんなスニーカーですか?
史上最高のスニーカーシルエットと言われているサッカニーの代表作であるジャズ<JAZZ>。1981年に、当時、足病外科医の第一人者であったフランク サントピエトロ氏の監修のもと、軽量とバランス力を重点に置き、特徴的なトライアングルパターンをアウトソールに用いて開発されました。
発売後、瞬く間に人気が広まり、ブランド史上最高のセールスをたたき出した本作は、1980年代における“BEST QUALITY”ランニングシューズとして称賛され、華々しくデビューを飾ることとなりました。その後も様々な進化を重ね、ブランドの顔としての地位を築き上げていったパフォーマンスランニングの躍進は、長い年月をかけてスタイルアイコンへと変貌を遂げました。
そんなジャズも、今年2021年で40周年を迎えます。その記念すべき40周年を祝うべく、オリジナルのルックスに敬意を表し、アップデートを施し現代風にリメイクされた『ジャズ81』が今回のおすすめスニーカーです。
見た目だけではなく、機能性もアップデート
――譲れないお気に入りのポイントは?
オリジナルの良さを残しつつ、新たな仕様に仕上げている、この絶妙なバランス感が良いですね!
レトロな雰囲気と、現代風のルックスがうまく融合されており、いろんなスタイルにも合わせやすいデザイン性なので、使い勝手がものすごく良いです。スニーカーで何を履くか迷ったときにジャズを履くって言う方が多いのも納得ですね。男性が履くとかっこいいし、女性が履くとカワイイから、性別問わずお勧めできるところもポイントです。
また、サッカニーあるあるなんですけど、履き心地がすごく良いんです。足にしっくりくるというか、長く履いていても疲れない。このモデルには特にそれを感じます。それもそのはず、このジャズ81には、オリジナルには無かった足当たりの良いナイロンメッシュや、ウルバリンスエードをアッパーに、軽量化とクッション性を向上させるためにインジェクションEVAとブラウンラバーをアウトソールに、それぞれ採用しています。見た目だけではなく、機能性もアップデートしているんです。
ジャズへの思いとプロフェッショナリズム
――『ジャズ81』のオススメコメントをお願いします!
1981年にオリジナルが誕生して40年が経った今もなお、サッカニーの顔として圧倒的な存在感を誇るアイコニックアイテムであるジャズ。
そのオリジナルのアイデンティティをしっかり残しつつ、更なる進化を遂げて現代風にリメイク。新たなジャズの音色を、昔からのジャズユーザーはもちろんのこと、若い世代にも届けていこうとするサッカニーの、ジャズへの思い入れの強さとプロフェッショナリズムに個人的に感銘を受けました。
2021年はジャズイヤーになります。今後もこのジャズ81以外にも、ジャズのアニバーサリーにふさわしい関連アイテムが登場予定となっていますので、今後のサッカニーのジャズ愛に是非御注目且つ御期待頂きたいと思います。