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【街に馴染むあの頃の定番スニーカー】潔く一つ星が光る・コンバース『ワンスター』

2022.03.14

例えば、1990年代ごろの、その昔。僕たち私たちを魅了してやまなかった、あのブランドのあのモデルのスニーカー。カッコよくって光輝いていて、手に入れるために必死に頑張ったっけ。

……と、エモな思い出が蘇ってくる世代も、当時はまだ幼かった若者世代も。

あの頃のスニーカーには、どこか特別な意味がある。だから今もなお愛され、リバイバルするのだろう。

本特集では、そんなスニーカーを愛用している、“kicksラバー”にインタビュー。愛してやまない“あのモデル”について、たっぷりと話を聞きました。

あの頃の定番スニーカー・コンバース『ワンスター』の魅力

今回話を聞いたのは、『コンバース(CONVERSE)ワンスター<ONE STAR>を愛用している@yoshi55indigoさん。

――購入した理由やキッカケは?

アメカジファッション好きで、デニム好き。デニムは20本くらい持っていて、コーディネートはいつもデニム中心に組み立ています。デニム好きの人なら気づいていると思うのですが、デニムはニューバランスのようなスニーカーで丈感を合わせるのがなかなか難しいんですよね。デニムの裾が靴のアウトソールやシュータンに当たるのでダブついてしまうからです。裾がスッキリして、デニムのラインが綺麗に見えて、もちろん履きやすくて、そして大人にも似合うかっこいいスニーカーを探していて。そこで再発見したのが「ワンスター」でした。
【街に馴染むあの頃の定番スニーカー】潔く一つ星が光る・コンバース『ワンスター』
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――お気に入りのポイントは?

低重心ローカットでありながらも、立体感のある洗練されたボディラインとステッチラインの美しさ。文字通りひとつ星「ワンスター」のみのシンプルなデザインも好きです。そして、僕がワンスターにハマった大きな理由のひとつが、色展開の多さです。

我が家は妻と子供3人の5人家族なので昔から五角形には親近感があり、五角形のワンスターにも同様に親近感を覚えています(ちなみに我が家の冷蔵庫に冷えているビールはいつも、あの五角形がトレードマークのサッポロです★)。
【街に馴染むあの頃の定番スニーカー】潔く一つ星が光る・コンバース『ワンスター』

――履く際のコーディネートやスタイリングでこだわっていることは?

コンバースのワンスターのよさは、コーディネートの「差し色」になることです。赤、青、黄色のスウェード生地は、本当に美しい発色。先ほどお話したように僕のコーディネートはデニム中心で、服の色もネイビー、グレーが多いです。ただアメカジに限らず、男のコーディネートって、ネイビーとグレーが集約されがちですよね(笑)。スーツを見てもわかるように、赤のスーツを着ている人なんてなかなかいないものです。そんな確立されたメンズのコーディネートの足元に、ワンスターの華やかな色が鮮やかに乗るんです。考えただけで、ワクワクします!

【街に馴染むあの頃の定番スニーカー】潔く一つ星が光る・コンバース『ワンスター』

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――kicksラバーになったキッカケは?

僕は、90年代の第一次スニーカーブーム世代のど真ん中です。ジョーダンは黄金の5、6、7世代です。バスケ部だったということもあって、もちろん集めていました。今思えば、自分の収集癖のキッカケは、あのジョーダンからだったかもしれません。ジョーダン7のオリンピックモデルなんて、本当にワクワクしました。当時はエアマックスも全盛期で、大変な品不足だったんです。巷では「エアマックス狩り」なんて言葉があったくらいほど。僕が通っていた高校でも下駄箱からエアマックスが盗まれる事件があったほど、人気でした。
【街に馴染むあの頃の定番スニーカー】潔く一つ星が光る・コンバース『ワンスター』

――あなたにとってスニーカーとは?

「自由時間」です。僕の仕事柄、コロナ禍前までは移動の多い海外出張が多かったんです。1年のうち、2ヶ月くらいは海外でした。海外出張で必ず持っていくのがスニーカーでした。スーツケースに必ず入りますし。海外でその日の仕事が終わり、革靴を脱いで、スニーカーに履き替える。そこから自由時間が始まります。街を散策して、レストランへ行って、ジョギングしたりする。翌朝にはそのスニーカーを履いて、次の目的地に移動する。歩いて移動する楽しさを本能的に訴えかけるギアを、スニーカー以外に僕は知らないです。

【街に馴染むあの頃の定番スニーカー】潔く一つ星が光る・コンバース『ワンスター』

――90年代のファッションやスニーカーへの思いを教えてください

スニーカーへの熱量が、とにかくすごかったです。その反面、世の中的に革靴に対する興味関心が徐々に失われつつあることも寂しいですね(革靴のオワコン化が始まっているのかもとも思います……着物のように……)。スニーカーももちろんいいのですが、TPOに合わせてどこに履いていっても恥ずかしくない「革靴」を持っておくことも、靴の楽しみ方のひとつかなと思います。要は、バランスが重要。ボタンダウンシャツやチノパンには、やっぱりピカピカに磨き上げたローファーを履きたい。そんな感覚は、持っておきたいですね。
【街に馴染むあの頃の定番スニーカー】潔く一つ星が光る・コンバース『ワンスター』

あの頃の定番スニーカー・コンバース『ワンスター』とは


バスケットボール用のシューズとして、1974年に誕生したワンスター。上質な本革をアッパーに使用し、耐久性に優れていたことからバスケットボール選手から支持される存在に。一時は高品質なレザーの供給が追いつかなかったことから販売中止になったこともありましたが、その後リバイバルを果たし、現在も「コンバース」の最高モデルとして愛されています。アッパーのガラスレザーは履き込むほどにやわらかくなり足になじみ、自分にフィットしていくため、長く愛用する人が多いのもうなずけます。

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