ダナー『トレイル2650 メッシュ GTX』の物語【ダナー担当者がトレッキングシューズを語る】
シューズの数だけ物語がある。また、そのシューズを履く人のこだわりが加わると、さらに物語は奥行きあるものになります。
普段から多くのシューズに触れているABCマートの担当者に、お気に入りのシューズについて聞くと、思いがけないエピソードがこぼれてきました。珠玉のシューズ、今回は『ダナー(Danner)』のトレイル2650 メッシュ GTX<TRAIL2650 MESH GTX>です。
今回は、株式会社エービーシー・マートの福岡正和さんが、アウトドアブーツの定番ブランドとして愛されてきたダナーの、アウトドアはもちろん街でも活躍するトレッキングシューズについて語ってくれました。
株式会社エービーシー・マート
福岡正和さん
長距離自然遊歩道を歩くために開発されたトレッキングシューズ
――『トレイル2650 メッシュ GTX』は、どんなシューズですか?
アメリカ西海岸を縦断するPacific Crest Trail(パシフィック・クレスト・トレイル。アメリカの3大長距離自然歩道のひとつ)。2650マイル(約4260km)にも及ぶその道程を歩く人々をイメージして開発されたのが、トレイル2650 メッシュ GTX<TRAIL2650 MESH GTX>です。
最近では、山歩きでも一般的なスニーカーを使用する人も見受けられますが、より安全に、より快適に歩いて欲しいという思いから誕生しました。厳しい気象条件にも対応し得るGORE-TEX®を使用。またVibram®社と共同で開発したVibram® 460ソールを採用し、 そのラバー配合は様々な地形や濡れた岩場でもグリップ力を発揮するMegagripを使用しています。
足あたりはソフトで、歩行時のブレを軽減
――譲れないお気に入りのポイントは?
かかと部に搭載されているEXO HEELにより、フィット感は他のシューズに比べて優れているように感じます。
かかとをしっかりホールドして歩行時のブレを減らし、疲労を軽減する役目があるヒールカウンターという硬い素材は、通常の靴には靴の内部に入っています。一方、トレイル2650 メッシュ GTXのヒールカウンターは、靴の外に取り付けられています。そうすることにより、直接的な足あたりはソフトなのですが、歩行時のブレ等は起きづらい構造になっています。デザインにおいても、ワンポイントになっているところも良いですね。
滑りにくさは、タウンユースでも重宝
――『トレイル2650 メッシュ GTX』とのストーリーを教えてください。
ダナーの商品といえば、やはりブーツに目が行きがちですが、このようなタイプのトレッキングシューズも非常におススメです。アウトドアでの使用はもちろんですが、日常生活でも大活躍。GORE-TEX®なので水が靴の中に入らないですし、個人的に一番ありがたい機能はその滑りにくさです。
雨に濡れた路面や駅の構内は滑りやすいものですが、トレイル2650 メッシュ GTXのソールに使われているMEGAGRIPにより、その悩みが解消しました。雨に強い靴は様々出ていますが、更に濡れた路面でのグリップ性が高い次元で実現しているこのシューズは本当に重宝しています。