新しくなった国立競技場のトラックに降り立つ『国立競技場 ASICS FIRST RUN』
陸上の桐生祥秀選手、スケートボードの中村貴咲選手、パラ陸上の井谷俊介選手をはじめ、有森裕子さん、河合純一さん、隈研吾さん、室伏広治さん、田口亜希さん、土屋太鳳さん、 野口みずきさん、フィッシャーズ(YouTuber)、渡辺直美さん、吉田沙保里さんと、豪華メンバーがそろうイベントが開催されました。それも、舞台は国立競技場。新しくなった競技場で、『国立競技場 ASICS FIRST RUN』を開催。『アシックス(asics)』の招待で2020名(抽選)もの人がスタジアムを訪れて、実際にトラックを走ったのです。
2020人が新国立競技場を走る
当日は記念撮影をしてから、2020名のメモリアルRUNを実施。多くの方が一斉にできたてのトラックを走ったのです。クラウチングスタートをしてみたり、スキップしてみたり、また、ゴム製トラックの感触を手で確認したりと、みなさん様々な楽しみ方をしていました。また、リレーをしたり、桐生選手vsフィッシャーズで200mマッチをしたりと盛り上がりました。
「豪華な出演者の皆様と今日生まれたての新国立競技場にお邪魔できたことにまじブチあがり」「とにかく大きかった」「2020名が走ってる姿はまじ圧巻」と振り返ったのは渡辺直美さん。
また、土屋太鳳さんも。
「感動…!!!!!!!!生まれたばかりの国立競技場は想像以上、予想以上に素敵な競技場でした…!!!」「最近たてられる競技場は近未来的な競技場が多いと思うのだけれどこの国立競技場は近未来感もありながら、まるでツリーハウスのような優しさがあるんです」とコメントを残しています。
日本の木材を多く使った競技場
スタジアムがツリーハウスのようと表現したのは、設計者の隈研吾さんの影響が大きいでしょう。そもそも天然素材を積極的に使用する建築家ではありますが、今回も全国47都道府県から木材を集めて使用しているとのこと。随所に木の存在を感じることができるスタジアムとなっているのです。
観客席に上がるとまた違った景色が。すり鉢状になった観客席ですので、上に行ってもそう遠く感じないのが良いところ。また、複雑なカラーを配置した座席は、多くの観客と一緒に観戦している気持ちになるから不思議です。
当日走ったトラックにも仕組みが。イタリア・モンド社製の“高速トラック”と言われるゴム製のものが採用されています。特徴としては、着地時に足元を安定させ、推進力を得やすい反発性があるというのです。ゴム製のトラックは紫外線に弱いのですが、今回は2倍の耐候性をもっているとのこと。いろんな競技で新記録が出るのが楽しみですね。