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スケート仕様のタフさとファッション性を両立。多彩なカラー展開も魅力な令和のスケートシューズ『ROADCLASSIC SK OX』の物語【コンバース担当者がスニーカーを語る】

2025.09.30

仕事で日々スニーカーに向き合い、肥えた視点をもつメーカー担当は、あのモデルをどう見ているのか。今回ピックアップするのは、『コンバース(CONVERSE)』ROADCLASSIC SK OX<ロードクラシック SK OX>。1983年に誕生したランニングシューズROAD MACHINE<ロードマシン>のDNAを受け継ぎながら、現代的なトレンド感とスケートシューズとしての機能性を融合した一足です。タウンにもストリートにも馴染むその魅力やその開発背景について、コンバースジャパン株式会社PRの山口さんに聞きました。

スケート仕様のタフさとファッション性を両立。多彩なカラー展開も魅力な令和のスケートシューズ『ROADCLASSIC SK OX』の物語【コンバース担当者がスニーカーを語る】

じつは“スケシュー”。それが今っぽい

――『ロードクラシック SK OX』が誕生した経緯を教えてください。

1983年に登場したランニングシューズ『ロードマシン』をルーツに持つ『ロードクラシック SK OX』は、アーカイブモデルをベースとしたクラシックなデザインと、アクティブスケーティングをサポートする機能を両立した「CONVERSE SKATEBOARDING」シリーズで展開しています。

同じく『ロードマシン』のアーカイブをベースに2019年秋冬シーズンに登場したROADPLAYER SK OX<ロードプレイヤー SK OX>は、惜しまれつつもワンシーズンで展開終了。そこから6年、スニーカーのトレンドが大きく変化するなかで、現代のトレンドニーズに応えるべく、『ロードプレイヤー SK OX』のエッセンスを継承しつつ新たに開発されたのが、『ロードクラシック SK OX』です。

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――1983年の『ロードマシン』をベースに、2019年に『ロードプレイヤー SK OX』が登場。その流れを受けて『ロードクラシック SK OX』として生まれ変わったというわけですね。

はい。『ロードプレイヤー SK OX』の特徴を受け継ぎつつも、今のトレンドを加えて再構築したのが『ロードクラシック SK OX』です。クラシックな雰囲気は残しつつ、スケートシーンでもしっかり活躍できる一足として仕上げました。

――再構築したのはどんな部分ですか?

デザイン面で一番分かりやすいのはストリートスタイルとも相性抜群なガムソールを採用している点です。シューズのアッパーカラーによって見え方が多少変わりますが、実際にはすべて同じ色のガムソールを使用しています。

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――逆に、当時のディテールを継承しているのはどんな部分ですか?

ハトメ飾りのギザギザにカッティングされたデザインです。他のモデルではあまり見られない特徴的なデザインで、1983年の『ロードマシン』から受け継がれているものです。

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――スケートシューズとしての機能も備わっているんでしょうか。

はい。例えば『オールスター』のソールと比べると分かりやすいのですが、アクティブスケーティングをサポートできるよう、摩擦のかかる方向に対して細かな溝を刻み込んだ意匠のラバーアウトソールを採用することで、グリップ力を高めた設計になっています。

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また細かい部分ですが、シューズの「反り」にもこだわっています。スケートシューズとして設地感向上のため、よりフラットで安定性を重視したつくりとなっています。反りが少ないソールは、クラシックな印象を与えます。

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――『ロードクラシック SK OX』を開発するにあたり、特に力を入れた部分は?

「CONVERSE SKATEBOARDING」シリーズとして、耐久性の高い素材の選定にはこだわりました。スケートをすると激しい摩擦によって靴がすぐに傷んでしまうため、通常のスニーカーより買い替えのサイクルが早くなりがちです。買い替えの際、手に取っていただきやすい価格にするため、コスト面も考慮し、スエードとキャンバスを組み合わせるなど、素材を工夫しました。

――色の組み合わせも、絶妙です!

今シーズンの『ロードクラシック SK OX』においては、いまのトレンドにマッチするように新鮮さを狙いました。9月に発売する新色のBURGUNDY/ORANGE とBROWN/BEIGEは、秋冬の落ち着いたクラシックなトーンにこだわっています。

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7月に発売したばかりのYELLOW/NAVYとGRAY/BLACKは、どんなスタイルにも合わせやすいことを意識しました。『ロードクラシック SK OX』はシーズンごとに新色を展開しているので、豊富なカラーバリエーションも魅力のひとつです。

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――購入すると色違いの靴ひもが入っているんですね!

はい、アッパーカラーと同じ色の靴ひもがもう一本入っています。最初に結ばれている靴ひもとは異なる色・素材なので、付け替えることでまた違った雰囲気を楽しめますよ。

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カラー豊富だからスタイリングが楽しい

――『ロードクラシック SK OX』の魅力はどんなところにあると思いますか。

やはり、カラーバリエーションの豊富さです。同じモデルでこれほど多彩なカラー展開をしていることはあまりなく、そこが魅力の一つかなと思います。今後、カラーや素材を変えたバージョンを予定しているので、ぜひチェックいただきたいです。僕もグリーンや黒、ピンクなど、何色か持っているんです。今回の新色も多色買いしてしまいそうです(笑)。

――カラバリが豊富だと、スタイリングも楽しいですよね。山口さんのおすすめスタイリングは?

今日の僕がしているように、デニムにシンプルに合わせて靴を立たせるスタイリングがおすすめです。カジュアルやストリートはもちろん、白シャツ×スラックスといったキレイめスタイルやモードなコーディネートのハズシとして履くのも、すごく素敵だと思います。場所やシチュエーションを選ばず、幅広いスタイリングにマッチするモデルです。

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――山口さんの今日のスタイリングのポイントを教えてください。

シューズを際立たせるために、洋服は極力シンプルにまとめました。カジュアルでいて落ち着いた雰囲気も出したかったので、ネイビーのセットアップ風スタイルにBURGUNDY/ORANGEを合わせています。

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1980年代、スニーカー=ファッションへ

――最近のスニーカーのトレンドってどんな感じなのでしょう。

厚底から薄底にトレンドが移行しているなと感じています。また、『ロードクラシック SK OX』でも使われているガムソールは人気ですよね。その流れの中でスケートシューズをファッションとして楽しむスタイルも広がっているのかなと思います。

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――40年以上前のものが、アーカイブとして甦るってすごいことですよね。

僕自身、80年代をリアルタイムで体験したわけではないのですが、1980年代はスニーカーが単なるスポーツ用品から、ファッションアイテムとして定着しはじめた時代だと思います。スポーツ用に開発されたモデルがタウンユースでも愛用されるようになり、ファッションシューズとして定着してきた大きな転換期だったと感じます。

――スニーカーシーンがこの40年で大きく変化したのですね。逆に変わらない部分もあると感じますか?

そうですね、1970年代から1980年代にかけファッションのカテゴリーは一気に多様化した時代だと言われています。スタイリングの表現の幅が大きく広がった時代であり、それが、現在の多様なファッションの基盤になっていると思います。ファッションで自分を表現するという点では、今も40年前も変わらない部分だと思います。

今回の『ロードクラシック SK OX』は「CONVERSE SKATEBOARDING」シリーズでの展開ではありますが、スケートシーンだけでなく、ファッションシューズとして多くの方に手に取っていただけたらうれしいです!

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