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「伊藤選手とお揃いか(笑)」ヴァンズでかぶってもOK! 横浜ビー・コルセアーズ湊谷安玲久司朱選手<Bリーグ×ファッションの密な関係 Vol.8>

2018.12.19

3年目のシーズンが開幕し、全国で熱戦が繰り広げられているBリーグ。横浜市をホームタウンに持つ『横浜ビー・コルセアーズ』は、“コルセアー=海賊”の名前通り、「油断したら噛みつかれる、爆発したら止まらない勢いで攻め落とす」という表現が似合うチーム。2年連続で残留プレーオフに出場するという苦境から2回とも復活し、今シーズンもB1リーグでしのぎを削っています。

今回は、ビー・コルセアーズでダブルキャプテンを務める湊谷安玲久司朱(みなとや・あれくしす)選手のプライベートファッションを見てきました。ベルギー人の父親と日本人の母親を持つハーフの湊谷選手は、高校3年時にウィンターカップで個人最多得点タイ記録となる40得点をあげて優勝を飾り青山学院大学に入学、2017-18シーズンからビー・コルセアーズのキャプテンを務めています。

「伊藤選手とお揃いか(笑)」ヴァンズでかぶってもOK! 横浜ビー・コルセアーズ湊谷安玲久司朱選手<Bリーグ×ファッションの密な関係 Vol.8>

安い服でもきちんと着こなす。ブランドにこだわらない、湊谷安玲久司朱選手のコーディネート

——今日の湊谷選手のファッションはとてもシンプルです。どこのブランドですか?

「上下ともH&Mです。カーキのパンツは秋らしくて良いかなと思って着てきました。僕はすごく好きなブランドがあるわけではなくて、こだわりがないのですが、動きづらい服は嫌いなので普段はラフな服装です。あまり高い服は買わないし、見に行って良いなと思ったものを買って着ています。服の値段も安ければ安いほど良いって思うくらい。靴はヴァンズ(VANS)です」

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——ヴァンズのオールドスクールは、実はサンロッカーズ渋谷の 伊藤駿選手 も履いていました。グレーのパーカーにタイトなパンツと、コーディネートも似ているんです!

「えー! 伊藤とお揃いか! 違う靴にすればよかった(笑)。彼は、青山学院大学の一つ下の後輩なんです。まあ、ヴァンズはかぶっちゃうよね。白いスニーカーも好きで、ヴァンズの白も持っています。ABCマートでは真っ白のナイキ・エアフォースワンを買いましたよ。
ヴァンズは流行っていた靴だし、どんな服にも合うシンプルなデザインが好きです。あとは手頃な値段というのも良い。ここまで話していて思ったのですが、僕、“安っぽい男”になっていませんか? なんかイヤだなあ(笑)」

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——いえ、湊谷選手が着ているとまったく安っぽく見えないです!

「僕はなんでもない服をかっこよく着られる人になりたいです。モデルさんって、安い服でも多くの人が良いなって思えるようにかっこよく着こなすでしょう? あんなふうに、服を着たい。全身を高価な服で固めるコーディネートはダサいと思っちゃう。服にお金だけかけている感じのコーディネートではなく、値段に関係なく似合うものを着たいです」

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——H&Mコーディネートをパーフェクトに着こなしていると思います! 湊谷選手は、普段はどこで買い物をしますか?

「横浜だと、みなとみらいに行きます。よく行くお店は、H&MやGAP。日本のおしゃれなお店に行っても僕に合うサイズがなくて、気に入っても買えないことが多いから、大きなサイズがある海外ブランドに行っちゃいます。店員さんに話しかけられるのが苦手で、誰かと一緒に行きますね」

——チームメイトともお買い物に行くのですか?

「横浜には3年いますけど、チームメイトと買い物に行ったことはないな。いや! チームメイトとは仲が良いですよ! 食事には行く。彼女がいたら彼女と行くし、妹がモデルをやっていて仲が良いので、一緒に買い物に行ってアドバイスをもらうことは多いです」

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湊谷安玲久司朱選手の、“胸板が厚すぎる問題”


——湊谷選手は191cm・88kgと、バスケットボール選手らしい体格です。服のサイズ選びには苦労しそうですね。

「胸板が特に厚くてコンプレックスです。今のバスケ選手には胸の筋肉はあまり必要ではないと言われていて、胸よりも体幹を鍛えるようにしているのですが、元から厚いのか……胸は自然に筋肉が付いてしまいます。本当は、“細マッチョ”になりたいのに(笑)。
胸にサイズを合わせると丈が短くなるし、体にフィットするTシャツはぴちぴちすぎて着られません。店でシャツを試着しても、胸のボタンがはちきれそうで購入前の服を破壊しそうになったり、苦労は多いですね。重ね着する冬は本当に大変で、シャツやジャケット選びはいつも困ります」

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——今日はバッグとニット帽を持ってきていただきました。湊谷選手は、小物にこだわりがありそうです。

「バッグはTOFF&LOADSTONEのクラッチです。人とかぶる有名なブランドよりも、持っている人が少ないバッグがよくて買いました。アクセサリーは、アンカーマークとか海イメージなど、チームの本拠地である横浜らしさを意識しています。ニット帽は、かぶろうか迷って持ってきました。かぶったほうが良いですか?
あと僕は、服よりも車が好きですね。アメ車が好きで、今はクライスラーに乗っています。そう思うと、ファッションの取材だから僕じゃないほうが良かったのかな……?」

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——いえ! かっこいい私服姿の湊谷選手を見られて嬉しい人は多いと思います。ニット帽をかぶってもすてきだと思うので、最後に撮影させてください。

「全然かっこよくないですよ……。僕は撮影されるのが得意じゃなくて、緊張しいです。今も本当にもう、緊張して汗がどんどん出てきています」

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熱いブースターに囲まれて試合をする気分は?

——湊谷選手は、試合ではアシックスのゲルフープV10を履いています。このバッシュを選んでいる理由は?

「アシックスは履き心地が抜群で、試合ではそれが一番大切だから。ゲルフープV10は、クッション性が良くて軽いんです。シューズの重量は数百グラムの世界だけれど、なるべく軽いものを選んでいます。シューズは練習と試合で分けていなくて、履きはじめとダメになる中間に試合で履けるようにしています」

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©B-CORSAIRS/T.Osawa

——ビー・コルセアーズはBリーグ開幕時にB1入りが危ぶまれたり、Bリーグの前身bjリーグ時代には経営破綻の危機があって、そんな苦境を一緒に乗り越えてきた熱狂的なブースターがいることで知られています。選手から見てブースターの存在はどんなものですか?

「ブースターの熱さが自慢です。嬉しがるのも悔しがるのも、どのチームよりも気持ちが熱いブースターだと思います。その気持ちをコートで感じられるだけでも、選手として横浜にいる価値があると思う。SNSでも、負けたときはぼろくそに言われて落ち込むこともあるけれど、投稿に勇気付けられることが多いです」

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——湊谷選手は2017-18シーズンから横浜ビー・コルセアーズのキャプテンを務めています。キャプテンとして意識していることは?

「長いシーズンでは気持ちが緩む時期もあるから、メンバーに喝を入れたほうがいいと思ったら話し合うようにしています。そのタイミングが試合に勝っているときだと、嬉しい気持ちに水をさすのは気がひけるけれど、嫌われても仕方がないと思って言っています。
横浜は野球やサッカーなどプロチームがあるスポーツの街というイメージがあるので、そこに横浜ビー・コルセアーズもあるとアピールしていきたいですね」

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トップス&パンツ:H&M
シューズ:VANS

湊谷選手の個人的な目標は、「怪我なく、楽しんでバスケをすること。シュートが入れば楽しいし、楽しさは身近なところにあるので、楽しんで試合に勝って、チャンピオンシップに出ることです」と話してくれました。

2018年11月時点では中地区最下位のビー・コルセアーズですが、このままでは終わらない爆発力があるチーム。熱いブースターと共に、これからどんなふうに上位に這い上がってくるのか……? 一度、試合を見に足を運んで見てはいかが?

Interview&Text by 石川歩
Photo by 野呂美帆

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