0

サッカニー担当者がスニーカーを語る。まとめ5選(グリッド ウェブ、ジャズ 81、ジャズコート、エンドルフィン シフト、キンバラ11)

2023.01.10

普段から多くのシューズに触れている各メーカーの担当者に、お気に入りのシューズについて聞く “担当者がスニーカーを語る” シリーズは開始から約3年。これまで複数のメーカーさんより、数多くのシューズをご紹介いただきました。そこで、今までに登場したシューズの数々を、各メーカーごとにまとめてご紹介していきます。

今回は『サッカニー(SAUCONY)』の5モデル(グリッド ウェブジャズ 81ジャズコートエンドルフィン シフトキンバラ11)をご紹介。株式会社エービーシー・マートの三重野雄介さんが、100年以上続くアメリカ最古のアスレチックブランドであるサッカニーの自信作について語ってくださいました。

(1)グリッド ウェブ<GRID WEB>「デザインと機能の両立こそサッカニーのお家芸」

ワイルドなルックスが斬新的な一足、グリッド ウェブ<GRID WEB>。発売は2000年で、ランニングシューズなどアスレチックアイテム業界の変化もあった時代。ミニマリズムなシューズが衰退し、分厚いクッションとミッドソール、派手なアッパーデザインが主流となってきた転換期の代表作とも言えるシューズです。そんなグリッド ウェブ待望の新色のご紹介記事は2020年5月に公開されました。

――『グリッド ウェブ』は、どんなスニーカーですか?

サッカニー担当者がスニーカーを語る。まとめ5選(グリッド ウェブ、ジャズ 81、ジャズコート、エンドルフィン シフト、キンバラ11)

まず、サッカニーについて解説しますと、世界最古のアスレチックブランドとして、アメリカ・ペンシルベニア州で誕生して以来、数々の名作を生み続けてきました。そんな歴史あるサッカニーでは、昨年より『‘DECADES(デケーズ)’ プログラム』をスタート。これは、特に全盛期となる80年代、90年代、そして2000年代それぞれの10年史を振り返り、当時のヘリテージ(遺産)を現代に再び呼び起こす取り組みです。

そこで、2020SSシーズンの推しアイテムとしてご紹介したいのが、このプログラムにおける2000年代の代表作、フィーチャーアイコンであるグリッド ウェブの待望の新色です。

サッカニー担当者がスニーカーを語る。まとめ5選(グリッド ウェブ、ジャズ 81、ジャズコート、エンドルフィン シフト、キンバラ11)

グリッド ウェブが発売されたのは、当時の西暦2000年という大きな転換期。ランニングシューズなどのアスレチックアイテム業界の激震的変化を象徴するものでした。それまでのコンサバでミニマリズムなシューズは突然といえるほど衰退し、分厚いクッションとミッドソール、そしてド派手なアッパーデザインが主流となっていきました。その転換期の代表作とも言えるのがグリッド ウェブ。ミニマリズムの有名なワンフレーズである“LESS IS MORE”(少ないほど豊か)という概念を完全に覆すデザイン設計となっています。

――特徴的なポイントはありますか?

サッカニー担当者がスニーカーを語る。まとめ5選(グリッド ウェブ、ジャズ 81、ジャズコート、エンドルフィン シフト、キンバラ11)

特長として挙げたいのが、ボリューミーなアッパーに名前の由来ともなっているクモの巣状(WEB)のデザインパターンを覆ったワイルドなルックスですね。踵とつま先部分には疾走感を演出したグラフィックデザインをあしらい、サッカニーが持つアスレチックブランドとしてのアイデンティティをしっかりと表現しています。ロゴとWEBのフェードのさりげないアクセントも十分な存在感を示していると思います。

サッカニー担当者がスニーカーを語る。まとめ5選(グリッド ウェブ、ジャズ 81、ジャズコート、エンドルフィン シフト、キンバラ11)

デザインと機能の両立こそがサッカニーのお家芸

――『グリッド ウェブ』のオススメコメントをお願いします!

サッカニー担当者がスニーカーを語る。まとめ5選(グリッド ウェブ、ジャズ 81、ジャズコート、エンドルフィン シフト、キンバラ11)

グリッド ウェブについてご紹介したいのは、もちろん特徴的なデザインだけではありません。サッカニーがテニスのラケットからヒントを得て開発した独自のクッショニングシステムGRID(グリッド)が搭載されており、衝撃吸収性と反発性に優れているシューズです。このデザインと機能の両立こそがサッカニーのお家芸と言えます。

サッカニーのこれまでの定番として認知されてきた人気モデルであるジャズ<JAZZ>や、シャドウ<SHAODW>にとって代わる新定番の役割を担うべく、グリッド ウェブの快進撃はとまらないでしょう。

SAUCONY

サッカニー GRID WEB グリッド ウェブ S70466-3 WHT/BLK/YEL

商品をチェック

Saucony

グリッド ウェブ

商品をチェック

Saucony

グリッド ウェブ

商品をチェック

(2)ジャズ 81<JAZZ 81>「オリジナルの良さを残しつつ、新たな仕様に」

サッカニーのブランド史上最高のセールスをあげ、アイコニックモデルとして確立されたジャズ<JAZZ>を現代風にリメイクしたジャズ81<JAZZ 81>。レトロな雰囲気と、現代風のルックスが融合され、男女問わずファッションにも合わせやすいデザインになっています。もちろん、機能性もアップデートされていて、軽量とバランス力を重点に置き、履きやすさ抜群の逸品です。(2021年2月公開)

――『ジャズ81』は、どんなスニーカーですか?

サッカニー担当者がスニーカーを語る。まとめ5選(グリッド ウェブ、ジャズ 81、ジャズコート、エンドルフィン シフト、キンバラ11)

史上最高のスニーカーシルエットと言われているサッカニーの代表作であるジャズ<JAZZ>。1981年に、当時、足病外科医の第一人者であったフランク サントピエトロ氏の監修のもと、軽量とバランス力を重点に置き、特徴的なトライアングルパターンをアウトソールに用いて開発されました。

発売後、瞬く間に人気が広まり、ブランド史上最高のセールスをたたき出した本作は、1980年代における“BEST QUALITY”ランニングシューズとして称賛され、華々しくデビューを飾ることとなりました。その後も様々な進化を重ね、ブランドの顔としての地位を築き上げていったパフォーマンスランニングの躍進は、長い年月をかけてスタイルアイコンへと変貌を遂げました。

サッカニー担当者がスニーカーを語る。まとめ5選(グリッド ウェブ、ジャズ 81、ジャズコート、エンドルフィン シフト、キンバラ11)

そんなジャズも、今年2021年で40周年を迎えます。その記念すべき40周年を祝うべく、オリジナルのルックスに敬意を表し、アップデートを施し現代風にリメイクされた『ジャズ81』が今回のおすすめスニーカーです。

――譲れないお気に入りのポイントは?

サッカニー担当者がスニーカーを語る。まとめ5選(グリッド ウェブ、ジャズ 81、ジャズコート、エンドルフィン シフト、キンバラ11)

オリジナルの良さを残しつつ、新たな仕様に仕上げている、この絶妙なバランス感が良いですね!

レトロな雰囲気と、現代風のルックスがうまく融合されており、いろんなスタイルにも合わせやすいデザイン性なので、使い勝手がものすごく良いです。スニーカーで何を履くか迷ったときにジャズを履くって言う方が多いのも納得ですね。男性が履くとかっこいいし、女性が履くとカワイイから、性別問わずお勧めできるところもポイントです。

サッカニー担当者がスニーカーを語る。まとめ5選(グリッド ウェブ、ジャズ 81、ジャズコート、エンドルフィン シフト、キンバラ11)

また、サッカニーあるあるなんですけど、履き心地がすごく良いんです。足にしっくりくるというか、長く履いていても疲れない。このモデルには特にそれを感じます。それもそのはず、このジャズ81には、オリジナルには無かった足当たりの良いナイロンメッシュや、ウルバリンスエードをアッパーに、軽量化とクッション性を向上させるためにインジェクションEVAとブラウンラバーをアウトソールに、それぞれ採用しています。見た目だけではなく、機能性もアップデートしているんです。

――『ジャズ81』のオススメコメントをお願いします!

サッカニー担当者がスニーカーを語る。まとめ5選(グリッド ウェブ、ジャズ 81、ジャズコート、エンドルフィン シフト、キンバラ11)

1981年にオリジナルが誕生して40年が経った今もなお、サッカニーの顔として圧倒的な存在感を誇るアイコニックアイテムであるジャズ。

そのオリジナルのアイデンティティをしっかり残しつつ、更なる進化を遂げて現代風にリメイク。新たなジャズの音色を、昔からのジャズユーザーはもちろんのこと、若い世代にも届けていこうとするサッカニーの、ジャズへの思い入れの強さとプロフェッショナリズムに個人的に感銘を受けました。

サッカニー担当者がスニーカーを語る。まとめ5選(グリッド ウェブ、ジャズ 81、ジャズコート、エンドルフィン シフト、キンバラ11)

2021年はジャズイヤーになります。今後もこのジャズ81以外にも、ジャズのアニバーサリーにふさわしい関連アイテムが登場予定となっていますので、今後のサッカニーのジャズ愛に是非御注目且つ御期待頂きたいと思います。

Saucony

ジャズ 81

商品をチェック

Saucony

ジャズ 81

商品をチェック

Saucony

ジャズ 81

商品をチェック

(3)ジャズ コート<JAZZ COURT>「シンプルで汎用性が高く、履き心地は向上」

ジャズ<JAZZ>のコートスタイルシリーズであるジャズ コート<JAZZ COURT>。高級な牛革を使用しているため耐久性にも通気性にも優れたモデルです。シンプルなデザインなので、どんなスタイリングにも合わせやすく汎用性が高いのが特徴です。ジャズ コートご紹介記事では、三重野さんがバスケ少年だった頃に、サッカニーのコートモデルとの出会いについても語っていただけました。(2021年2月公開)

――『ジャズ コート』は、どんなスニーカーですか?

サッカニー担当者がスニーカーを語る。まとめ5選(グリッド ウェブ、ジャズ 81、ジャズコート、エンドルフィン シフト、キンバラ11)

サッカニーのアイコンモデルであり、今年2021年で生誕40周年を迎えた人気モデル、ジャズ<JAZZ>のコートスタイルシリーズです。アッパーにフルグレインレザーを採用することで、耐久性と通気性に優れています。フルグレインレザーとは、牛革のなかでも高級で、革表面に動物の皮革のきめの自然な性質を保持しているため、耐久性に優れています。

また、新たなカップインソールを採用しているので、フィッティングが向上し、履き心地の良さを実現。カラバリも豊富で、気軽に履けるサッカニーが誇る、いまや定番のコートスタイルです。

マイアミのスケートショップ『Premier』とのコラボで、2015年に数量限定で発売された当時も話題に。知る人ぞ知るサッカニーの隠れた名作としてのポテンシャルを有し、スニーカーフリークスの心をくすぐるマスターピースの一つに数えられるシューズです。

サッカニー担当者がスニーカーを語る。まとめ5選(グリッド ウェブ、ジャズ 81、ジャズコート、エンドルフィン シフト、キンバラ11)

JAZZ COURT RFG

また、環境問題への取り組みも積極的に行っておりまして、サッカニー史上初の『0%プラスチック』を実現したサステナブルシューズ、ジャズ コート RFG<JAZZ COURT RFG>を2021年の3月に発表しています。

サッカニー担当者がスニーカーを語る。まとめ5選(グリッド ウェブ、ジャズ 81、ジャズコート、エンドルフィン シフト、キンバラ11)

――譲れないお気に入りのポイントは?

サッカニー担当者がスニーカーを語る。まとめ5選(グリッド ウェブ、ジャズ 81、ジャズコート、エンドルフィン シフト、キンバラ11)

シンプルなデザインなので気軽に履けますし、様々なスタイリングにも対応が利いて汎用性が高いところが最も気に入っています。

サッカニー担当者がスニーカーを語る。まとめ5選(グリッド ウェブ、ジャズ 81、ジャズコート、エンドルフィン シフト、キンバラ11)

それでいて、過去のモデルに比べて素材をアップデートすることで、機能面の観点からもより履き心地の良い仕上がりになっているのもポイントです。今人気があるホワイトスニーカーとしても重宝できる、今シーズン一押しアイテムです。

――『ジャズ コート』とのストーリーを教えてください。

サッカニー担当者がスニーカーを語る。まとめ5選(グリッド ウェブ、ジャズ 81、ジャズコート、エンドルフィン シフト、キンバラ11)

私は元々バスケットボールが好きで、特に小さい頃に没頭していたこともあり、バスケットボールシューズには特に関心が強かったんです。そんな私が、最初にサッカニーのコートモデルで出会ったのは、当時バスケットボール業界を賑わせていたハング タイム<HANG TIME>というモデルでした。その思い出もあって、再びこのジャズ コートに出会ったときは、当時の記憶が蘇り、何とも言えない懐かしさと、サッカニーのコートスタイルの復活に、心を躍らせたことを今でも覚えています。……若干の思い出補正もあったとは思いますが(笑)

最古のアスレチックブランドと呼ばれている古い歴史を持つサッカニー。そのため、どうしてもランニングシューズのイメージが強い方も多いと思います。もちろん、ベースはそうですが、歴史を辿っていくとランニングシューズだけでなく、このようなコートスタイルもあったのだなと、新たな発見に気づくことが出来ます。そんな点は、歴史が長いブランドの良いところですよね。

再び人気に火が付きつつあるコートスタイルの中でも、ぜひサッカニーのこのジャズ コートをチェックして、その歴史にも触れて頂ければ幸いです。

Saucony

ジャズ コート

商品をチェック

Saucony

ジャズ コート アールエフジー

商品をチェック

(4)エンドルフィン シフト<ENDORPHIN SHIFT>「多くのランナーに大きな反響を与えた」

エンドルフィン シフト<ENDORPHIN SHIFT>は、サッカニーが「全てのランナーを速くしたい」というシンプルで壮大なテーマのもと、アスリートたちの協力のもとで1年以上トライアル&エラーを重ねて生み出されたモデルのひとつ。中でもエンドルフィン シフトは安定感に優れ、幅広く初心者ランナーから気軽に履けるモデルとなっています。高機能ランニングシューズの中から選りすぐりのモデルのカラーパッケージ『ミュータント コレクション』のひとつにエンドルフィン シフトも登場、2020年秋冬シーズンに発売されました。(2020年9月公開)

――『エンドルフィン シフト』は、どんなスニーカーですか?

サッカニー担当者がスニーカーを語る。まとめ5選(グリッド ウェブ、ジャズ 81、ジャズコート、エンドルフィン シフト、キンバラ11)

まず、エンドルフィン シフトは、サッカニー初の厚底シリーズである、エンドルフィン コレクションのコンフォートスタビリティモデルになります。

エンドルフィン コレクションは、「全てのランナーを速くしたい。」というシンプル且つ大胆なテーマを掲げ、プロダクトチームとサッカニーが契約するサッカニーアスリート双方が、実に18ヶ月にも及ぶトライアル&エラーを重ね、愚直な努力によって生み出されました。

・カーボンプレート搭載のエンドルフィン プロ<ENDORPHINE PRO>
・ナイロンプレート搭載のエンドルフィン スピード<ENDORPHINE SPEED>
・安定感に優れるコンフォートスタビリティモデルのエンドルフィン シフト<ENDORPHINE SHIFT>

上記3モデルで構成されており、ランナーの様々な用途に応じて、それぞれのモデルが対応するラインアップとなっています。中でも、エンドルフィン シフトは幅広いシーンで活用でき、エントリーランナーにもおすすめできるほど気軽に履けるモデルです。

サッカニー担当者がスニーカーを語る。まとめ5選(グリッド ウェブ、ジャズ 81、ジャズコート、エンドルフィン シフト、キンバラ11)

エンドルフィン シフトの大きな特長は、コレクションの他2モデルと異なり、プレートを搭載していないという点です。その代わりに、ミッドソールにはクッショニング素材『パワーラン(PWRRUN)』を、厚みと硬さを少し増した状態で搭載しています。そうすることで、着地の際の衝撃を和らげつつも過度の沈み込みを抑え、抜群の安定感を与えるのです。

また、ヒールカウンターに採用されているTPU素材によって、ホールド感を高める仕様にすることで、エンドルフィン シフトならではのサポート性の高さを実現しています。そのため、速さを追求するプロとスピードに対し、シフトはデイリーランやトレーニング用としてはもちろん、トレーニングの合間のクールダウンを目的とした調整用として、あるいはイージーランからウォーキング用としても活用出来る多様性に優れた万能型シューズとなっています。

その一方で、着地から蹴り出しまでの動力を効率的に推進力へと変換するコレクション共通のスピードロールテクノロジーにより、一歩一歩に驚異的な推進力を与えるのも大きなポイントです。

サッカニー担当者がスニーカーを語る。まとめ5選(グリッド ウェブ、ジャズ 81、ジャズコート、エンドルフィン シフト、キンバラ11)

今やプレートの搭載や厚底仕様が主流となり、多くのブランドがひしめき合う群雄割拠時代に突入したランニングシューズ業界において、今回サッカニーが投じた一石は、多くのランナーに対し大きな反響を与えました。

コレクションとしても、サッカニーとして初のカーボンプレート搭載モデルとなったエンドルフィン プロはものの数分での完売しました。エンドルフィンスピードにおいては、ランナーズワールド エディターズチョイス賞を受賞。私のようなファンランナーにも新しい『速さ』の感覚と履き心地を提供してくれるエンドルフィン シフトは、知り合いにもついついお勧めしてしまうほどの一足です。

サッカニー担当者がスニーカーを語る。まとめ5選(グリッド ウェブ、ジャズ 81、ジャズコート、エンドルフィン シフト、キンバラ11)

Saucony

エンドルフィン シフト

商品をチェック

Saucony

サッカニー ENDORPHINE SPEED エンドルフィン スピード S20597-10 WHITE MUTANT

商品をチェック

Saucony

エンドルフィン プロ 3

商品をチェック

(5)キンバラ11<KINVARA 11>「アイコンモデルの11代目で更なる進化」

サッカニーのランニングシューズのアイコンモデルとも言えるキンバラ<KINVARA>の初代モデルが登場したのは2009年。アップデートを重ね、11代目となるキンバラ 11<KINVARA 11>で、更なる進化を遂げました。スピードランから中長距離、デイリーランまで、あらゆるシーンに対応する万能型モデルです。(2020年9月公開)

――『キンバラ11』は、どんなスニーカーですか?

サッカニー担当者がスニーカーを語る。まとめ5選(グリッド ウェブ、ジャズ 81、ジャズコート、エンドルフィン シフト、キンバラ11)

エンドルフィン コレクションが大きな反響を呼んでいる一方で、サッカニーのランニングシューズの代名詞ともいえるアイコンモデルであるキンバラも、ここにきて人気が再浮上しています。

そもそもキンバラ誕生のきっかけは、2008年のある日、サッカニーアスリートでトライアスロニストのリンジー・コービン(Linsey Corbin)が、当時のサッカニーのデザイナーであるクリス・マホニー(Chris Mahoney)に対し、「トライアスロンの長距離走で使える履き心地も良く、軽くてスピードが出せるシューズが欲しい。」とリクエストしたことでした。

試行錯誤の末、無駄なものが削ぎ落とされ洗練された軽量化デザインと、4mmオフセット(踵からつま先までの高低差が4mm) の先駆けモデルとして、2009年に初代キンバラが誕生しました。

サッカニー担当者がスニーカーを語る。まとめ5選(グリッド ウェブ、ジャズ 81、ジャズコート、エンドルフィン シフト、キンバラ11)

その後もキンバラは年月を重ねるごとにアップデートされていき、今回で11代目となるキンバラ11より、新クッショニングシステム、パワーラン(PWRRUN)と、新フォームフィット(FORM FIT)を搭載し、更なる進化を遂げました。

Saucony

サッカニー KINVARA 11 キンバラ 11 S20551-25 BLUE/BLACK

商品をチェック

(6)エンドルフィン シフトとキンバラの履き分け方は?

エンドルフィン シフトとキンバラは、どちらもサッカニーが誇るランニングシューズ。どちらを選べば良いのか迷ってしまいますよね。三重野さんに、どのように履き分ければ良いか、発売当時に聞いてみました。(2020年9月公開)

――『エンドルフィン シフト』『キンバラ』どのように履き分けるのがオススメですか?

厚底シューズのエンドルフィン シフトと比較した際に明らかとなるキンバラ最大の特長は、自力を使ったナチュラルな走りを促すこと。つまり、トレーニング効果が高く反映されるということなのです。

サッカニー担当者がスニーカーを語る。まとめ5選(グリッド ウェブ、ジャズ 81、ジャズコート、エンドルフィン シフト、キンバラ11)

厚めのソールにより、高いクッション性と反発性を生み出すエンドルフィン シフトは、サポート的な役割を果たすのに対し、キンバラ11は必要最低限の機能を用いたトレーナーモデルとしてのポテンシャルを有し、より効率的なトレーニングが期待できます。

両モデルともに汎用性に長けており、様々なシーンでの活用が可能ですが、癖が無くナチュラルな走りを好まれるランナーにはキンバラがしっくりくるのではないかと思います。

用途や目的によってシューズを使い分けることも大事ですね。

サッカニー担当者がスニーカーを語る。まとめ5選(グリッド ウェブ、ジャズ 81、ジャズコート、エンドルフィン シフト、キンバラ11)

世の中を取り巻く現状況下において、運動不足解消などの理由で走り始める方が非常に増えてきていますね。ランニングの理由や目的は人によって様々ですが、自力で走り筋力を鍛えることはこの夏の大きなポイントではないかと個人的には感じています。

自分自身も自粛期間中はなかなか運動が出来ずに筋力や体力がずいぶんと衰えてしまいました。その為、しばらくはトレーニング要素が高いキンバラで走ることで落ちてしまった筋力や体力を効率良く養っていきたいと思っています。

併せて、長距離のランにはエンドルフィン シフト、トレーニング効果を高めたいときにはキンバラ11というように、目的に応じたシューズで走ることで、それぞれの効果を楽しみながら日々取り組んでいきたいですね!

Saucony

エンドルフィン シフト

商品をチェック

Saucony

エンドルフィン シフト 2

商品をチェック

Saucony

キンバラ11

商品をチェック

Saucony

キンバラ 12 アイコン

商品をチェック

Saucony

キンバラ13

商品をチェック

サッカニーのアイテムをチェックする